10月18日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと楽天イーグルスの第24回戦は、11対4で福岡ソフトバンクが勝利。連勝を「8」に伸ばし、対戦成績15勝9敗で楽天イーグルスとの今季最終戦を終えた。
福岡ソフトバンクは3回裏、ここまでノーヒットに抑えられていた楽天先発・瀧中瞭太投手から9番・川瀬晃選手が二塁打を放ちチャンスメイク。続く周東佑京選手の適時打で先制に成功すると、さらに3番・柳田悠岐選手にも適時二塁打が飛び出し、2点を先取する。
福岡ソフトバンクの先発・和田毅投手は、援護を受けた直後の4回表、2つの四球などで2死満塁とすると、7番・下水流昂選手の適時内野安打に守備の乱れも加わり、同点に追い付かれた。
5回表には、1死1、3塁のピンチを背負ったところで和田投手から2番手・高橋礼投手にスイッチする早めの継投策に。しかし、楽天の3番・浅村栄斗選手に適時二塁打、さらに5番・ロメロ選手にも適時打を浴び、2点を勝ち越された。
それでも直後の5回裏、先頭の周東選手がセーフティバントで出塁、すかさず二盗、三盗を決めるなど自慢の足でかき回すと、相手投手の暴投で生還。さらに4番・グラシアル選手がレフトへ同点となる適時打を放ち、4対4で試合は折り返した。
福岡ソフトバンクは6回表を泉圭輔投手、7回表を岩嵜翔投手が3人で抑える好投を披露。8回表はモイネロ投手がピンチを切り抜け、終盤にかけて守りからリズムを作ると、打線が8回裏に楽天・牧田和久投手を攻め立てた。
先頭の松田宣浩選手が四球を選ぶと、甲斐拓也選手の犠打で1死2塁とし、代打・明石健志選手の右中間を破る二塁打で勝ち越しに成功。続く周東選手にも今試合4安打目となる適時二塁打が飛び出すなど、鷹打線が止まらない。途中出場の真砂勇介選手にも3年ぶりとなる1号3ランが生まれるなど、打者一巡の猛攻で11対4と勝負を決めた。9回表は椎野新投手が締めて試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは、周東選手が4安打2打点3盗塁と印象的な活躍で勝利に貢献。ここぞの場面で代打起用された明石選手が決勝打を放ち、勝負強さを見せつけた。一方敗れた楽天は、鈴木大地選手が3安打、ロメロ選手が2安打でチームを引っ張るも、救援陣が踏ん張り切れなかった。
123456789 計
楽 000220000 4
ソ 00202007X 11
楽 瀧中瞭太-D.J.ジョンソン-寺岡寛治-酒居知史-松井裕樹-●牧田和久-宋家豪
ソ 和田毅-高橋礼-泉圭輔-岩嵜翔-○モイネロ-椎野新
文・岩井惇
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