最多勝争いへ大事な登板が続く上沢直之は「獅子キラー」の本領発揮なるか

パ・リーグ インサイト

2020.10.12(月) 21:00

北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手(C)パーソル パ・リーグTV

 10月13日18時から北海道日本ハム対埼玉西武第19回戦が札幌ドームで行われる。今季4度目となる上沢直之投手と高橋光成投手の投げ合いの見どころをご紹介。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→12勝6敗
埼玉西武→6勝12敗

【北海道日本ハム】上沢直之投手 13試合8勝4敗 86回 84奪三振、防御率2.30
【埼玉西武】高橋光成投手 15試合6勝8敗 92回 80奪三振、防御率4.21

 今季最多タイ借金8の北海道日本ハムはチームの勝ち頭である上沢直之投手が先発予定。上沢投手は昨年4月から対埼玉西武6連勝中。今シーズンの3度の対戦を振り返ると、8月4日の試合こそ6回途中4失点と味方打線に助けられた白星だったが、その後は6回2失点、7回1失点と試合を作っている。「獅子キラー」らしい投球で白星をつかみ、最多勝争いにも食い込んでいきたい。一方、北海道日本ハム打線では盗塁王争いまっただ中の西川遥輝選手が埼玉西武戦で打率.343と得意にしている。

 借金2で4位の埼玉西武はまず勝率5割を目指したいところだが、北海道日本ハムに6勝12敗と負け越しているうえ、カード初戦から上沢投手が立ちはだかり、厳しい戦いとなりそう。さらに先発の高橋光成投手も北海道日本ハムに対し今季3試合0勝3敗、防御率9.22とチーム同様に苦戦。9月22日の対戦では今季最短3.1回で降板してしまった。しかし逆境を乗り越えてこそエース。天敵克服の火付け役となるようなピッチングに期待しよう。

文・菊地綾子

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