8月23日、オセアンバファローズスタジアム舞洲で行われた、オリックス対福岡ソフトバンクのウエスタンリーグ公式戦、第8回戦は投打がかみ合った福岡ソフトバンクが7対4で勝利を収めた。

　福岡ソフトバンクの先発・ムーア投手は2回裏、先頭の松井佑介選手に安打を許すと四球などで1死2、3塁の危機を招く。ここで西村凌選手の適時打を浴びて2点を献上。その後、4回裏に2四球などで1死1、2塁としたところで降板するが、2番手として登板した古谷優人投手が冷静な投球でこのピンチを切り抜ける。

　反撃に出たい打線は4回表、先頭・バレンティン選手の四球や6番・野村大樹選手の安打などで2死1、2塁とすると、8番・古澤勝吾選手に適時打が生まれ、1点を返す。続く5回表には、先頭・佐藤直樹選手が四球で出塁すると、3番・柳町達選手が適時打を放ち、同点に追いつく。

　さらに6回表、先頭の釜元豪選手がオリックスの2番手・金田和之投手に対して二塁打で出塁すると、7番・リチャード選手の安打などで1死1、3塁とする。ここで8番・古澤選手が手堅く犠飛を放ち、勝ち越しに成功。そして7回表には、柳町選手が今日2本目となる適時打を放ち、スコアを4対2とする。

　7回裏は渡邉雄大投手が0で抑えると、8回表には釜元豪選手の本塁打、海野隆司選手の適時打で3点を追加。8回裏は岩嵜翔投手が2点を失うも、3点リードで迎えた9回裏は津森宥紀投手が危なげない投球で締めて試合終了。福岡ソフトバンクが7対4で勝利した。

　勝利した福岡ソフトバンクは先発・ムーア投手が3回2失点と振るわなかったが、後を受けた中継ぎ陣が力投を見せ、打線もこれに応えた。特に柳町達選手、古澤勝吾選手、海野隆司選手がそれぞれ2打点と勝利に大きく貢献する活躍を見せた。一方、敗れたオリックスは先発・鈴木優投手が5回3安打2失点と粘りを見せるも、中継ぎ陣が粘りきることが出来なかった。打線も、好機であと一本が出なかった。

　 １２３４５６７８９ 計
ソ ０００１１１１３０ ７
オ ０２０００００２Ｘ ４

ソ ムーア-古谷優人-○椎野新-渡邉雄大-岩嵜翔-S津森宥紀
オ 鈴木優-●金田和之-海田智行-松山真之-K-鈴木

文・後藤万結子

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