8月23日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと埼玉西武の第12回戦は、6対5でオリックスが勝利。ジョーンズ選手が3試合連続の本塁打を放ち、終盤に勝ち越した。

　オリックスは初回、3番・吉田正尚選手の8号ソロで幸先よく先制する。一方の先発・アルバース投手は、毎回走者を許しながらも内角を強気に攻める投球で4回まで無失点に抑えるも、5回表に1死1、2塁のピンチを作ると、4番・山川穂高選手に逆転の適時二塁打を献上。さらに6回表には栗山巧選手に7号ソロを被弾し2点差とされる。

　追いかける展開となった打線は6回裏、この回からマウンドへ上がった埼玉西武の2番手・宮川哲投手を2安打で攻め立てて2死1、2塁とすると、8番・杉本裕太郎選手の適時打で試合を振り出しに戻した。

　すると7回からはリリーフ陣が奮闘。7回表に3番手で登板した富山凌雅投手が1イニングを無失点に抑える好リリーフを見せ、8回裏には齋藤綱記投手と吉田凌投手が無失点でつなぐと直後に打線が爆発。1死から5番・ジョーンズ選手に3試合連続となる9号ソロが飛び出すと、T-岡田選手、伏見寅威選手にも適時打が生まれ、スコアは6対3に。
　
　3点リードとした9回表には漆原大晟投手がプロ初登板のマウンドへ。2点を失うも、後続を抑えて6対5で試合終了。勝利したオリックスは一時逆転を許したものの、6回裏に同点とすると、8回裏に打線がつながり勝ち越しに成功した。一方敗れた埼玉西武は栗山選手が本塁打を含む4安打の活躍。先発の松本航投手も5回2安打5奪三振3四死球1失点と試合をつくるも、8回裏に登板したギャレット投手が誤算だった。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ００００２１００２ ５
オ １００００２０３Ｘ ６

西 松本航-宮川哲-森脇亮介-●ギャレット-田村伊知郎
オ アルバース-澤田圭佑-富山凌雅-齋藤綱記-○吉田凌-S漆原大晟

文・和田信

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