8月20日、札幌ドームで行われた楽天と北海道日本ハムの第9回戦は、延長戦の末に3対3の同点で終了した。
北海道日本ハムは初回、楽天の先発・松井裕樹投手に対して四球や松本剛選手の安打などで1死1、3塁とすると、ゴロの間に先制に成功。さらに4回裏、1死から4番・中田翔選手が左翼席に19号ソロをたたき込み、1点を追加した。
援護を受けた先発・マルティネス投手は、打たせてとる投球で、楽天打線に得点を許さず。自らの好プレーなどもあり、5回4安打無失点で勝ち投手の権利を持って降板。後を受けた2番手・堀瑞輝投手、3番手・玉井大翔投手もそれぞれ3者凡退に抑える好投を披露した。
すると7回裏に、先頭の渡邉諒選手の安打などで1死2塁とすると、8番・清水優心選手に適時打が生まれ、リードを3点に広げる。しかし最終9回表、守護神・秋吉亮投手が、島内宏明選手に痛恨の同点3ランを許し、延長戦に突入。
迎えた延長10回は、両軍ともに走者を出しながらも得点を挙げることができず、3対3で試合終了。北海道日本ハムは、先発・マルティネス投手が5回4安打1四球無失点の好投を披露し、後を受けた中継ぎ陣も奮起し0でつないだ。しかし、抑えの秋吉亮投手が2死から痛恨の同点弾を浴びてしまった。
一方、楽天は先発・松井裕樹投手が6回3安打2四球9奪三振2失点と粘りの投球を披露。打線は8回まで北海道日本ハムの投手陣を攻略できず、わずか4安打に抑え込まれていたが、9回表に島内宏明選手に起死回生の同点弾が飛び出した。
123456789 10 計
楽 000000003 0 3
日 100100100 0 3
楽 松井裕樹-J.T.シャギワ-安樂智大-牧田和久-ブセニッツ
日 マルティネス-堀瑞輝-玉井大翔-宮西尚生-秋吉亮-金子弌大
文・後藤万結子
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