7月19日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと千葉ロッテの第6回戦は、9対2で北海道日本ハムが勝利。先発したドラフト1位ルーキーの河野竜生投手が、4登板目のマウンドでプロ初勝利を挙げた。
2イニング連続で出塁の機会を生かせなかった北海道日本ハムは3回裏、先頭の中島卓也選手の二塁打に西川遥輝選手が安打でつないで無死1,3塁のチャンスを作ると、本日2番に起用された杉谷拳士選手がライトへの適時打を放ち先制に成功。続く中田翔選手も内角のストレートを捉えると、打球は左中間スタンドへ届く9号3ランとなり一挙4得点を奪った。
北海道日本ハム打線はその後も手を緩めず。6回裏には千葉ロッテの3番手・東條大樹を攻め立てて1死2,3塁の好機を演出すると、宇佐見真吾選手の適時打に加えて押し出し死球と敵失など相手のミスも重なり、この回3点を追加。さらに7回裏には渡邉諒選手の2試合連続となる2号2ランが飛び出し、リードは9点に。
大量援護を受けた北海道日本ハムの先発・河野投手は7回まで3塁を踏ませず被安打2と安定した投球を披露していたが、8回表に2死1,2塁のピンチを背負うと、マーティン選手に適時打を浴びて2失点。河野投手は自己最長の8回を投げ切り126球4安打7奪三振2四球の内容でマウンドを降りた。9回表には公文克彦投手が登板。安打で走者を許しながらも後続を打ち取り、9対2で試合終了。北海道日本ハムが快勝を収めた。
勝利した北海道日本ハムは6回までに2桁安打を記録。相手のミスにもつけ込み大量9得点を奪って河野投手の初勝利をアシストした。一方の敗れた千葉ロッテは終盤まで好機を作れなかった。先発した有吉優樹投手も3回4失点と役割を果たせず、「こういう形になって申し訳ないです」と自身の投球を振り返った。
123456789 計
ロ 000000020 2
日 00400320X 9
ロ ●有吉優樹-チェン・グァンユウ-東條大樹-石崎剛-山本大貴
日 ○河野竜生-公文克彦
文・和田信
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