7月14日、オリックス対福岡ソフトバンクの第1回戦が京セラドーム大阪で18時より行われる。10日の観客入場後から3連勝とチーム状態が上がってきた同士の対戦。注目のカード初戦の見どころを紹介する。
【昨季対戦成績】
オリックス→7勝16敗2分 福岡ソフトバンク→16勝7敗2分
【オリックス】アルバース投手 3試合1勝1敗 17回 17奪三振、防御率2.12
【福岡ソフトバンク】千賀滉大投手 1試合1勝0敗 5回 6奪三振、防御率5.40
オリックスの予告先発はアルバース投手。前回登板は7回を99球、被安打2、8奪三振の無失点という好投で1勝目を挙げた。昨季の対福岡ソフトバンク戦は4試合で0勝3敗、防御率12.89と苦戦していたのが気がかりだが、味方打線の援護を信じて粘り強く投げたい。
福岡ソフトバンクの予告先発は千賀滉大投手。今季初登板となった前回の楽天戦は、立ち上がりから自己最速タイの161km/hを記録すると、5回を94球、3失点でまとめて1勝目を挙げた。昨季の対オリックス戦は3試合で1勝1敗、防御率3.60とまずまずの相性。今季は三振の山を築いてねじ伏せてみせる。
打率.359の吉田正尚選手や、18打点のT-岡田選手などパワフルな打者に目が行きがちなオリックスだが、現在チームは両リーグ最多の21盗塁と機動力を武器としつつある。主に代走で起用されている佐野皓大選手がチーム最多6盗塁。9日の北海道日本ハム戦では、その佐野選手のみならず、吉田正選手も2盗塁するなどチームは1試合6盗塁を記録した。西村徳文監督が目指す足を活かした野球で上位進出なるか。対する福岡ソフトバンクは昨シーズン対オリックス戦で打率.406、出塁率.525と好成績だった柳田悠岐選手の暴れっぷりに期待。
文・菊地綾子
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