【ファーム】実戦初登板の千賀滉大が1.1回1失点。3番手の大竹耕太郎は5回0封

パ・リーグ インサイト

2020.6.7(日) 17:53

福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月7日、オセアンバファローズスタジアム舞洲で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの二軍練習試合は、5対5の引き分けに終わった。

 福岡ソフトバンクの先発は怪我からの復帰を目指す千賀滉大投手。初回、2者連続四球で無死1,2塁のピンチを招くが、後続を落ち着いて打ち取り無失点に。続く2回裏は、安打と死球で再びピンチを招いたが、送りバントを見事なフィールディングでさばき、3塁でアウトにしたところで降板。降板後に味方の失策で1点を失ったが、1.1回1安打3四死球1失点(自責0)の内容で今季初の実戦登板を終えた。

 対するオリックスの先発は前佑囲斗投手。走者を背負いながらも本塁を踏ませず、2回2安打1四球1失点の内容で降板し、3回表からは2番手として育成ルーキー・谷岡楓太投手が登板した。

 3回表、福岡ソフトバンクが猛攻を仕掛ける。1番・野村大樹選手のソロで先制すると、2四球で無死1,2塁とし、4番・真砂勇介選手に2点適時二塁打が生まれ追加点。なおも2死から8番・海野隆司選手の適時打で1点を追加し、4対1と逆転に成功した。

 福岡ソフトバンクは3回裏から大竹耕太郎投手が登板。3イニング連続で3者凡退に抑えるなど、打たせて取る投球術で5回2安打1奪三振無失点の好投を披露。対するオリックスも2回途中から左澤優投手、4回から松山真之投手、齋藤綱記投手とつなぎ、4対1のまま試合は終盤へ。

 福岡ソフトバンクは8回表に田城飛翔(たしろ・つばさ)選手の犠飛で1点を追加したが、8回裏から登板した吉住晴斗投手の制球が定まらず、守備のミスも重なり2失点を喫し、スコアは5対3に。

 オリックスは9回表を金田和之投手が3者凡退でつなぐと、9回裏に松田遼馬投手から、岡崎大輔選手、平野大和選手が適時打を放ち、同点に。なおも1死1塁の場面だったが、最後は三振と盗塁死に倒れ、5対5で試合終了。

 オリックスは、2番手・谷岡投手が1死も捕れず降板と苦しんだが、他の投手は好投でつなぎ、打線も終盤のチャンスをものにし、引き分けに持ち込んだ。一方の福岡ソフトバンクは、千賀投手、大竹投手が調整登板。打っては野村選手が2安打1本塁打と結果を残した。

  123456789 計
ソ 004000010 5
オ 010000022 5

ソ 千賀滉大-渡邉雄大-大竹耕太郎-吉住晴斗-野澤佑斗-松田遼馬
オ 前佑囲斗-谷岡楓太-左澤優-松山真之-齋藤綱記-吉田凌-金田和之

文・東海林諒平

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