3月3日、福岡PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東京ヤクルトのオープン戦は、2対0で東京ヤクルトが勝利。なお、この試合でサファテ投手が約1年ぶりに実戦登板を果たしている。
福岡ソフトバンク先発・バンデンハーク投手は直球が150km/hを計測し、カーブ、スライダー、スプリットも丁寧に制球。3回表に2死から内野の失策をきっかけにピンチを背負い、吉田大成選手に先制打を許してしまったが、それでも4回途中76球3安打5奪三振1失点でまとめ、開幕ローテ入りへ順調な仕上がりを見せた。
5回表には、3番手の川原弘之投手が3四球で満塁のピンチを招き、適時失策で1失点。0対2と福岡ソフトバンクが追いかける展開に。
6回表、サファテ投手が昨年3月21日のオープン戦以来のマウンドに上がった。140km/h代前半の直球にカーブを織り交ぜながら投球。先頭の西田明央選手を遊飛に仕留めると、続く西浦直亨選手は直球を打ち返されてセンター前安打。それでも女房役の栗原陵矢選手が盗塁を刺して2死とすると、最後は中村悠平選手を中飛に打ち取った。
試合終盤は古谷優人投手が2回無失点、尾形崇斗投手も1回無失点とアピール。しかし、打線が最終回までチャンスを作れず、0対2で試合終了。惜敗した福岡ソフトバンクはサファテ投手の復帰、ルーキー津森宥紀投手らのアピールが光ったが、守備では2失策、3盗塁を許すなど、課題の残る内容に。打線も散発3安打と元気がなかった。
123456789 計
ヤ 001010000 2
ソ 000000000 0
ヤ ○高梨裕稔-清水昇-長谷川宙輝-S金久保優斗
ソ ●バンデンハーク-津森宥紀-川原弘之-サファテ-古谷優人-尾形崇斗
文・菊地綾子
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