2月9日、「アジアゲートウェイ交流戦パワーシリーズ2020in石垣島」として千葉ロッテマリーンズ対楽天モンキーズの国際交流試合が開催された。2日にわたり行われたこのシリーズの第2戦目は、7対6で千葉ロッテが接戦を制した。
千葉ロッテの先発・小島和哉投手は、2回に連打を浴びて先制点を許し、2回3安打3奪三振1失点の内容でマウンドを降りる。続く2番手・佐々木千隼投手、3番手・サントス投手は、ピンチを招くものの要所を締め、無失点リレーで味方の援護を待つ。
一方の打線は、20得点を挙げた昨日と打って変わってなかなかリズムをつかめない。4回には5番・菅野剛士選手、5回にはルーキーの7番・佐藤都志也選手がヒットを放つも、得点にはつながらず、0対1と劣勢で前半を折り返す。
そして迎えた6回、ようやくゲームが動き出す。まずは6回表、千葉ロッテは、1死からルーキーの2番・福田光輝選手が安打で出塁すると、4番・岡大海選手が左中間に打球を叩き込み、2対1と逆転に成功。なおもチャンスで、7番・佐藤選手が中前適時打を放ち追加点を挙げ、3対1とリードを広げる。しかし直後の6回裏、4番手の山本大貴投手が押し出しを含む4四球と制球に苦しみ2失点。3対3と同点に追いつかれてしまう。
さらに7回裏には、5番手の原嵩投手が2本塁打を浴び、勝ち越しを許すが、2点ビハインドで迎えた9回表にドラマが待っていた。2死から相手の守備の乱れで1点を返すと、なおも2,3塁の好機で2番・福田選手が値千金の2点タイムリー。土壇場でゲームをひっくり返すと、そのまま試合終了。7対6で千葉ロッテが逆転勝利を収めた。
対外試合2連勝と好スタートを切った千葉ロッテ。投手陣は、計6四球を許し、6失点と課題が残る結果となったが、新加入のサントス投手は1回2奪三振無失点と気を吐いた。野手陣では、ルーキーの福田光輝選手が決勝タイムリーを含む猛打賞の活躍で、勝負強さを印象付けた。また、同じくルーキーの佐藤都志也選手もタイムリーを含む2安打と、新戦力が好アピールを魅せた。
文・岩井惇
「千葉ロッテマリーンズ」の人気記事
・安田尚憲、プエルトリコWL参戦中
・小島和哉がプロ1年目を振り返る
・Mシーズンレビュー2019
・Mドラ2・佐藤都志也を担当記者が紹介
・吉井理人コーチは佐々木朗希をどう見る?
記事提供: