福岡ソフトバンクが開幕カード勝ち越し 6回中村晃が逆転満塁ホームラン

Full-Count 福谷佑介

2018.4.1(日) 17:27

先制を許すも6回に打線が目覚めオリ山岡投手を打ち砕く

福岡ソフトバンクが終盤の猛攻で圧勝し、開幕カードの勝ち越しを決めた。1日にヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク戦。先制される展開も、中村晃外野手がグランドスラムを放って逆転。8回には打者一巡の攻撃で一挙に8点を加点。終わってみれば、大量リードを奪う大勝だった。

先手は奪われた。制球に苦しんでいた先発の中田賢一投手が6回につかまった。先頭の小谷野栄一選手に死球を与えて出塁させると、続くマレーロ選手には初球のカーブを完璧に捉えられて打球は左翼席中段へ。先制の2ランを浴び、劣勢に立たされた。

その裏、オリックス先発の山岡泰輔投手の前に沈黙していた打線がようやく繋がった。先頭の本多雄一選手が右前安打で出塁すると、1死から内川聖一選手も今季初安打の右前安打。デスパイネ選手が四球で続いて満塁となると、中村晃選手が右翼スタンドへと逆転満塁ホームランを放ち試合をひっくり返した。

8回には打者12人で8本の長短打を集中。オフのトレードで加入した西田哲朗選手にも移籍後初安打となるタイムリーが出るなど、一挙に8得点を奪い、試合を決定づけた。福岡ソフトバンクは開幕3連戦を2勝1敗として、工藤公康監督が目標に掲げるカード勝ち越しにまずは成功した。

オリックスは6回にマレーロ選手の2試合連続本塁打となる2ランで先行したものの、その裏に山岡投手が痛恨の逆転満塁弾を被弾。5回までホークス打線をわずか3安打に封じていただけに、悔やまれる1球に。8回には黒木優太投手、榊原翼投手、松葉貴大投手と次々に失点を重ね福岡ソフトバンク打線を止めることができなかった。

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Full-Count 福谷佑介

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