キャンプイン目前。各球団がシーズンを勝ち抜くために春季キャンプに臨む。開幕までの期間をどのように過ごすのか、注目しているファンも多いだろう。そんなチームのトップに立って指揮を執るパ・リーグ各球団の監督について、現役時代や経歴について紹介する。
北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督
新庄剛志(しんじょう・つよし)/監督(4年目)
#1/1972年1月28日生まれ・54歳
1989年ドラフト5位/福岡県出身
【経歴】
西日本短大付高ー阪神(90~00)ーニューヨーク・メッツ(01)ーサンフランシスコ・ジャイアンツ(02)ーニューヨーク・メッツ(03)ー北海道日本ハム(04~06)ー北海道日本ハム・監督(22~)
【主な獲得タイトル】
ベストナイン(93、00、04)ゴールデン・グラブ賞(93、94、96~00、04~06)
今シーズンで指揮官として5年目を迎える新庄監督は、西日本短大付属高校から、ドラフト5位で阪神に入団。11年間阪神でプレーし、堅実な守備力を武器に7度のゴールデン・グラブ賞を受賞するなど、球界を代表する外野手として活躍した。
FA権を行使して2001年からメジャーリーグへ。ニューヨーク・メッツとサンフランシスコ・ジャイアンツで計3年間プレーした。帰国後は、北海道日本ハムに加入し、引退までの3年間で3度のゴールデン・グラブ賞を獲得。プレーのみならず、パ・リーグ全体を盛り上げるファンサービスでも大きな注目を集めた。
引退後は、日本球界から離れるも、2020年に12球団合同トライアウトに参加。現役復帰は実現しなかったものの、2022年シーズンから、北海道日本ハムの監督に就任し、チームに新たな色を加え続けている。
東北楽天ゴールデンイーグルス・三木肇監督
三木肇(みき・はじめ)/監督(3年目)
#88/1977年4月25日生まれ・48歳
1995年ドラフト1位/大阪府出身
【経歴】
上宮高ーヤクルト・東京ヤクルト(96~07)ー北海道日本ハム(08)ー北海道日本ハム・コーチ(09~13)ー東京ヤクルト・コーチ(14~18)ー東北楽天・二軍監督(19)一軍監督(20)二軍監督(21~24)一軍監督(25~)
三木監督は、大阪・上宮高校出身。1995年のドラフトで1位指名を受け、ヤクルトに入団した。現役時代はスーパーサブとしてチームを支え、ヤクルトで12年間プレーした後、トレードで北海道日本ハムへ移籍。17試合の出場にとどまり、通算13年にわたるプロ生活を全うした。
現役引退後は指導者の道へ進み、北海道日本ハムでコーチとしてのキャリアをスタート。その後は古巣・東京ヤクルトでも複数の役職を歴任し、育成やチーム作りに携わってきた。
2019年には東北楽天の二軍監督に就任し、翌2020年には一軍監督としてチームを率いることとなる。2021年からの4シーズンは再び二軍監督を担当し、若手育成に力を注いだ。そして2025年シーズンからは、再び一軍監督に就任。チームを新たなステージへ導く役割を担っている。
埼玉西武ライオンズ・西口文也監督
西口文也(にしぐち・ふみや)/監督(2年目)
#74/1972年9月26日生まれ・53歳
1994年ドラフト3位/和歌山県出身
【経歴】
和歌山商高ー立正大ー西武・埼玉西武(95~15)ー埼玉西武・編成部(16)コーチ(17~21)ー二軍監督(22~24)ー一軍監督(25~)
【主な獲得タイトル】
最優秀選手(97)沢村賞(97)最多勝利(97、98)最多奪三振(97、98)最高勝率(97)ベストナイン(97、98)ゴールデン・グラブ賞(97、98、02)
就任2年目を迎える西口監督は、立正大学出身。1994年のドラフトで3位指名を受けて西武に入団し、以降は21年にわたって同球団のユニフォームを着てプレーを続けた生え抜きの選手だ。
先発投手としてチームの柱を担い、プロ入り3年目の1997年には沢村賞を受賞するなど、リーグを代表する右腕として確かな実績を残している。現役時代には、幻の完全試合、2度のノーヒットノーラン未遂を経験。いずれも28人目の打者に安打を許した。
2015年に現役を退いた後は、コーチとして投手陣の育成等に尽力。2025シーズンから一軍監督に就任した。2022年以来4年ぶりのAクラス入りなるか。
千葉ロッテマリーンズ・サブロー監督
サブロー(大村三郎/おおむら・さぶろう)/監督(1年目)
#86/1976年6月1日生まれ・49歳
1994年ドラフト1位/岡山県出身
【経歴】
PL学園高ー千葉ロッテ(95~11途中)ー巨人(11途中~11)ー千葉ロッテ(12~16)ー東北楽天・ファームディレクター(20~21)スカウティングアドバイザー(22)ー千葉ロッテ・二軍監督(23~25途中)一軍ヘッドコーチ(25途中~25)一軍監督(26~)
【主な獲得タイトル】
ゴールデン・グラブ賞(05、07)
今シーズンから千葉ロッテを率いるサブロー監督は、PL学園高校から1994年のドラフト1位で千葉ロッテに入団。31年ぶりのリーグ優勝・日本一に輝いた2005年は、マリンガン打線の “つなぎの4番” として打線を引っ張った。2010年の日本一にも貢献している。
2011年6月にトレードで巨人へ移籍したが、同年オフにFA権を行使して、古巣・千葉ロッテに復帰。巨人の在籍期間はわずか約5カ月で、再び千葉ロッテのユニフォームに袖を通した。
2016年の引退後は、東北楽天のファームディレクターを務めるなど、指導者としての道を歩んだ。2023年からは千葉ロッテの二軍監督として若手育成を担い、今シーズンから一軍監督に就任している。
オリックス・バファローズ・岸田護監督
岸田護(きしだ・まもる)/監督(2年目)
#71/1981年5月10日生まれ・44歳
2005年大学生・社会人ドラフト3巡目/大阪府出身
【経歴】
履正社高ー東北福祉大ーNTT西日本ーオリックス(06~19)ーオリックス・コーチ(20~24)一軍監督(25~)
岸田監督は監督2年目のシーズンに臨む。履正社高校から東北福祉大学へ進み、卒業後はNTT西日本で社会人野球を経験。アマチュア時代から実力を磨き、2005年の大学生・社会人ドラフト3巡目でオリックスから指名を受け、翌2006年にプロ入りした。
現役時代は先発から中継ぎ、抑えと幅広く登板。先発としては2桁勝利、リリーフとしては2011年に68試合登板、33セーブを記録するなど、5度の50試合登板を達成。通算433登板と、チームのために腕を振り続けた。
ユニフォームを脱いだ後も、チームを離れずオリックスの投手コーチを務め、2025年に一軍監督に就任。「マモさん」の愛称で慕われるチームを知り尽くした指揮官、2年目の采配も注目だ。
福岡ソフトバンク・小久保裕紀監督
小久保裕紀(こくぼ・ひろき)/監督(3年目)
#90/1971年10月8日生まれ・54歳
1993年ドラフト2位/和歌山県出身
【経歴】
星林高ー青山学院大ーダイエー ー(94~03)ー巨人(04~06)ー福岡ソフトバンク(07~12)ー日本代表監督(13~17)ー福岡ソフトバンク・コーチ(21~23)一軍監督(24~)
【主な獲得タイトル】
本塁打(95)打点(97)ベストナイン(95、97、11)ゴールデン・グラブ(95、10、11)
今シーズンで3年目を迎える小久保監督は、青山学院大学から、ドラフトの逆指名制度を利用して福岡ダイエーに入団。プロ2年目には、全試合出場を果たして主力に定着し、最多本塁打を獲得するなど、早くから打線の中心として存在感を示した。その後も最多打点に輝くなど、勝負強い打撃でチームを支え続ける。
2003年シーズン終了後には、巨人への移籍が突然発表され翌シーズンより移籍。在籍3年間で右打者として球団史上初となるシーズン40本塁打を記録。2007年に福岡ソフトバンクへ復帰すると、再び主力としてプレーし、6年間の在籍を経て現役生活に区切りをつけた。
引退後は解説者として活動したのち、2013年に常設化された侍ジャパンの初代監督に就任。代表監督退任後は福岡ソフトバンクに戻り、コーチや二軍監督などを務めた。2024年から一軍監督としてチームを率い、就任1年目でリーグ優勝、続くシーズンにはリーグ連覇・日本一を達成。実績と経験を兼ね備えた指揮官として、今季の戦いぶりにも注目が集まる。
今シーズン、それぞれの監督がどのような色をチームに加えていくのか、その采配とチームの歩みに注目したい。
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