6月27日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第9回戦は、5対2で北海道日本ハムが勝利した。

　北海道日本ハム先発の伊藤大海投手は2回裏、連打で1死1、3塁から、味方の失策で先制を許す。3回裏には渡部聖弥選手の5号ソロを浴びたが、以降は要所を締める投球を続けた。

　打線は4回表、先頭・田宮裕涼選手に3号ソロが生まれると、なおも清宮幸太郎選手の安打、上川畑大悟選手、万波中正選手の連続四球で2死満塁とし、中島卓也選手の押し出し四球で同点に追い付く。

　伊藤投手は6回、7回を無失点に抑えると、直後の8回表に野村佑希選手、レイエス選手の連打と四球で1死満塁の好機をつくり、万波中正選手の2点適時打と山縣秀選手の犠飛で勝ち越しに成功。

　援護を受けた伊藤投手は、8回裏に四球と安打で無死1、2塁のピンチを招くも、後続を2者連続三振に仕留め、8回127球7安打2四死球12奪三振2失点で降板。最終9回裏は柳川大晟投手が3者凡退で締め、5対2で試合は終了した。

　勝利した北海道日本ハムは、伊藤投手がリーグ単独トップの8勝目。打線は田宮選手が一発含む2安打1打点をマークしている。一方の埼玉西武は、先発・今井投手が3.2回81球3安打3四死球6奪三振2失点で緊急降板。打線は先制点を挙げるも、4回以降、散発4安打に終わった。なお、長谷川信哉選手は3安打をマークしている。

　 １２３４５６７８９ 計
日 ０００２０００３０ ５
西 ０１１００００００ ２

日 ○伊藤大海-S柳川大晟
西 今井達也-山田陽翔-ウィンゲンター-佐々木健-●甲斐野央-羽田慎之介

文・西嶋葵

・試合詳細／動画