6月7日、東京ドームで行われた巨人と東北楽天の「日本生命セ・パ交流戦 2025」2回戦は、0対2で東北楽天が敗れた。
東北楽天は高卒2年目の大内誠弥投手がプロ初登板初先発。初回、先頭打者にいきなり四球を与えてしまうが、後続を打ち取って無失点のスタート。2回裏は安打と四球で1死1、2塁のピンチを招くも、門脇誠選手を空振り三振に仕留め、この回も抑え切る。3回、4回は3者凡退で切り抜け、4回61球1安打2四球3奪三振無失点でマウンドを降りた。
デビュー戦を終えた大内投手は「最初は緊張で頭がボーっとしてしまいました。投球練習の1球目が思いきりすっぽ抜けてしまって、そこから気持ちを入れ替えようと頑張りました。結果として、0点に抑えられたのはよかったと思います。ただ、ストレートがばらついてしまったので、そこをよくしていかないといけないですね。とてもいい経験になりました」とコメント。
5回から継投に入った東北楽天は、0対0のまま迎えた6回裏に3番手・藤平尚真投手が、2死から増田陸選手と丸佳浩選手に2者連続本塁打を打たれてしまう。反撃したい東北楽天打線だったが、巨人の先発・グリフィン投手の前に6回4安打6三振無得点。8回表、大勢投手から代打・鈴木大地選手が安打を放つも後が続かず。9回表も村林一輝選手の安打などで2死2塁としたが、ここまで2安打の宗山塁選手がマルティネス投手に打ち取られゲームセット。東北楽天は5安打完封負けで連勝を逃した。
123456789 計
楽 000000000 0
巨 00000200X 2
楽 大内誠弥-渡辺翔太-●藤平尚真-西垣雅矢-今野龍太
巨 ○グリフィン-中川皓太-大勢-Sマルティネス
文・菊地綾子
東北楽天は連勝ならず プロ初登板の大内誠弥が4回1安打無失点の好投
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2025.6.7(土) 16:58
