5月24日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と北海道日本ハムの第10回戦は、2対1で東北楽天が勝利した。

　東北楽天の先発は荘司康誠投手。初回、味方の失策も絡み1死満塁のピンチを招くも、後続を三振、ニゴロで無失点にしのぐ。打線はその裏、小深田大翔選手の安打と盗塁で1死2塁から、浅村栄斗選手の適時打で先制に成功。なおも2死から、阿部寿樹選手の四球、村林一輝選手の安打で2死満塁の好機を演出すると、宗山塁選手の適時打で追加点を挙げた。

　援護をもらった荘司投手は、2回表、3回表はいずれも10球以内で3者凡退とテンポの良い投球を披露。4回表に連打などで1死2、3塁から、内野ゴロの間に1点を失ったが、5回以降は2イニング連続で安打を許しながらも、打たせて取る投球で無失点に。6回81球5安打1四球5奪三振1失点でマウンドを降りた。

　7回表は加治屋蓮投手が登板。無死1、2塁のピンチを招いたが、併殺に打ち取るなど無失点で切り抜ける。8回表は3番手・西口直人投手が1死2塁と得点圏に走者を背負いながらも、リードを守り抜いた。1点リードの最終9回表は、鈴木翔天投手が2死から四球と盗塁で2塁とされるも、松本剛選手を三邪直に仕留め、試合終了。

　勝利した東北楽天は、先発・荘司投手が今季初白星をマーク。打線は、村林一輝選手が3安打、宗山選手が2安打1打点と躍動している。浅村選手は2安打1打点をマークし、NPB史上56人目の通算2000安打を達成した。

　一方、敗れた北海道日本ハムは、先発・山崎福也投手が3回54球8安打1四球2奪三振2失点の内容。打線では郡司裕也選手が2安打を放つも、散発7安打1得点に終わっている。

　 １２３４５６７８９ 計
日 ０００１０００００ １
楽 ２０００００００Ｘ ２

日 ●山崎福也-齋藤友貴哉-福谷浩司-玉井大翔-柳川大晟
楽 ○荘司康誠-加治屋蓮-西口直人-S鈴木翔天

文・横山蒼

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