5月10日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの第6回戦は、7対0で埼玉西武が快勝。連勝を「3」に伸ばした。
埼玉西武の先発・今井達也投手は、初回に先頭・藤原恭大選手に安打を浴びながらも、後続を2者連続三振含む3人で切る立ち上がり。3回からは3イニング連続で3者凡退に仕留めるなど、安定した投球を披露する。6回表に4イニングぶりの安打を許したが、落ち着いて後続を断つと、7回表は再び3者凡退に。7回114球3安打無四死球10奪三振無失点で降板した。
打線は3回裏、古賀悠斗選手、西川愛也選手、滝澤夏央選手の3連打で無死満塁の好機を得ると、1死からネビン選手の3号満塁弾で先制点を挙げる。さらに7回裏、源田壮亮選手、古賀選手が四球で出塁し、2死1、2塁から滝澤選手に適時打が生まれ、1点を追加した。
8回表は山田陽翔投手が打者を3人で抑えると、直後の8回裏、中村剛也選手の安打と2つの四球で2死満塁から、古賀選手の2点適時打で7対0と突き放す。最終9回表は田村伊知郎投手が締め、7対0で試合終了。
勝利した埼玉西武は、今井投手が4勝目。毎回三振を奪い、自身初の2試合連続2桁奪三振をマークした。打線では、先制満塁弾を放ったネビン選手、今季初タイムリーを放った滝澤選手、そして8回裏に適時打の古賀選手がそれぞれ2安打を記録している。
一方の千葉ロッテは、先発の西野勇士投手が6回86球6安打1四球3奪三振4失点で「あの回(3回裏)の一発が悔しいです」と先制被弾を悔やんだ。救援陣も計3失点。打線は散発5安打無得点と相手投手陣を打ちあぐね、2試合連続の完封負けを喫した。
123456789 計
ロ 000000000 0
西 00400012X 7
ロ ●西野勇士-澤村拓一-廣畑敦也
西 ○今井達也-山田陽翔-田村伊知郎
文・薗田陽和
今井達也が毎回奪三振で7回10K! 7得点の獅子3連勝
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2025.5.10(土) 21:07
