
オリックス・山中稜真捕手が12日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、200万円増の年俸1000万円でサインした(金額は推定)。「開幕1軍から始まって、先日の台湾ウィンター・リーグまで本当に長い期間、実戦を経験できた。よくも悪くもいい経験が本当にできた、充実した1年だった」と振り返った。
木更津総合、青学大、三菱重工Eastを経て、昨秋のドラフト4位でオリックスに入団。プロ1年目ながら宮崎キャンプからアピールを重ね、4月17日の西武戦(京セラドーム大阪)では球団新人初の初回先頭打者本塁打でプロ初アーチをマークした。シーズン全体では19試合で打率1割2分2厘、1本塁打、3打点。「ウエスタンでは多くの打席に立たせてもらって、悪い時が続くこともあった。試合に出続けるなかで調子の波をどう減らしていくかは、今後の課題になる」と口にした。
11月15日から今月7日までは、台湾で開催された「2025アジアウィンターベースボールリーグ(AWB)」に参加し、打率3割4分を記録。「ほとんどが初対戦なので、そのなかで受け身にならず、積極的に仕掛けていこうと。特に1打席目にいかに結果を出すかっていうのを思いながら試合に臨んで、それがすごくいい結果につながった」と手応えを口にした。
来季は2年目ながら、24歳で迎えるシーズン。「やらないといけない年齢なので、本当に勝負の一年になる。ただ1軍にいるのではなくて、しっかりと試合に出て、もっとチームの勝利に貢献し、自分自身も結果を求めてやっていきたい」と意気込んだ。
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