9月20日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対千葉ロッテの第24回戦は、11対8でオリックスが勝利。打線が爆発を見せ、連敗を3で止めた。
試合は序盤から乱打戦の様相を呈した。1回表、オリックス先発・K-鈴木投手の前に簡単に2死を献上した千葉ロッテ。ここからマーティン選手と井上晴哉選手が連続四球を選ぶと、角中勝也選手がライトスタンドに8号3ランを放ち、先制。続く中村奨吾選手にも17号ソロが飛び出し、初回に4点を挙げた。
しかし直後の1回裏、オリックスは1死1,3塁から、ロメロ選手の内野安打の間に1点を返す。なおもチャンスを拡大し、2死満塁の場面で西浦颯大選手がレフトの前に落ちるテキサスヒットを放ち、3人の走者が生還。4対4とすかさず振り出しに戻した。
オリックスは2回裏、先発のボルシンガー投手に代わり、マウンドに上がった大谷智久投手の代わり端を逃さなかった。四球と安打で1死満塁の好機を呼び込むと、ロメロ選手の犠飛で勝ち越し。さらにモヤ選手の適時打で1点を追加し、6対4と勝ち越しに成功した。
6回裏には、福田周平選手の適時打、ロメロ選手の「入ってくれるかわからなかったから、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったよ!」と語る17号2ランで9対4と突き放す。
7回表に神戸文也投手が2失点、8回表に海田智行投手が2失点を喫するも、8回裏に中川圭太選手、西浦選手の連続適時打で11点目。最終回はディクソン投手が締め、11対8で試合終了。
勝利したオリックスは、先発のK-鈴木投手が5回4失点と苦しみながらも4勝目。「2回以降、修正できたところはよかったと思いますが、初回に四球から走者をためて長打で大量失点するなど、試合が壊れてしまってもおかしくないピッチングでした。今日は野手の方たちに感謝の気持ちしかありません」と語った。
敗れた千葉ロッテは、先発したボルシンガー投手が1回4失点で降板。後を託されたリリーフ陣もオリックス打線を抑えきれず、連敗を喫した。
文・鈴木海斗
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