両リーグトップの14勝、防御率2.44もパ1位「そこは意識せず」
■北海道日本ハム 8-7 オリックス(7日・札幌ドーム)
北海道日本ハムの有原航平投手が7日、本拠地オリックスに先発。6回6安打4失点で両リーグ単独トップとなる14勝目を挙げた。
初の最多勝へまた一歩前進した。それでも有原の口を突くのは反省の言葉ばかりだった。「ホームランで失点して長いイニングを投げられなかったので、そこは次回修正したいです。調子はあまり良くなかったですが、その中でもしっかり投げないといけないので」。4回までに8点の援護をもらいながら、6回に福田の適時三塁打と吉田正の2ランで3点を失った。6回6安打4失点、77球での降板に悔しさをにじませた。
プロ5年目の今季はすでに16年の11勝を上回り、キャリアハイを更新中。勝ち星では12勝で追う福岡ソフトバンク・千賀に2差をつけ、防御率も2.44でトップを走る。見えてきたタイトルには、敢えて無関心を貫いた。「そこは意識せず、チームが勝てるように。チームに貢献できるようにと1年間やってきたので、引き続きやっていきたいです」と目の前の試合に集中して最後まで駆け抜ける。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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