9月7日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムとオリックスのカード2戦目は、8対7で北海道日本ハムが乱打戦を制した。
試合は激しい打撃戦となった。1回裏、北海道日本ハムはオリックスの先発・アルバース投手から、四球と連打で無死満塁のチャンスを得ると、中田翔選手の犠飛で先制に成功。続く渡邉諒選手もタイムリーを放ち、2点のリードを握る。
2回表、オリックスは白崎浩之選手の2号ソロで1点を返すが、北海道日本ハム打線の勢いは止まらず。3回裏に中田選手の併殺打の間と、平沼翔太選手のタイムリーで加点すると、4回裏には大田泰示選手のタイムリー、渡邉選手の第11号3ランでダメ押し。スコアを大差の8対1とする。
しかし、北海道日本ハム先発・有原航平投手を打ちあぐねていたオリックス打線が、終盤に驚異の追い上げを見せた。7点を追う6回表、先頭の松井雅人選手がヒットで出塁すると、福田周平選手のタイムリー、続く吉田正尚選手の第25号2ランで、一気に4点差とする。
さらに8回表には、モヤ選手と代打・山足達也選手に連続タイムリーが飛び出すと、西川選手のファンブルも絡み、ついに1点差まで詰め寄った。しかし、最大7点リードを追い上げられた北海道日本ハムも、勝ち越しまでは許さず。最終9回表は、守護神・秋吉亮投手が3者連続三振に抑えて試合終了。
北海道日本ハムが8対7で辛勝し、先発・有原投手は6回4失点でリーグトップ14勝目を挙げた。打線も序盤からつながりを見せ、計17安打8得点と猛攻を見せた。敗れたオリックスは、打線が9安打7得点と粘りを見せたが、先発・アルバース投手と2番手・神戸文也投手が崩れ、引き分けを挟んで6連敗を喫した。
文・後藤万結子
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