茂木栄五郎とブラッシュがソロ本塁打。リードを守り切った楽天が投手戦を制す

パ・リーグ インサイト

2019.8.21(水) 21:17

東北楽天ゴールデンイーグルス・則本昂大投手、茂木栄五郎選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・則本昂大投手、茂木栄五郎選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月21日、ZOZOマリンスタジアムにて行われた千葉ロッテ対楽天の第20回戦は、3対1で楽天が勝利。息の詰まる投手戦を制し、カード対戦成績を五分に戻した。

 先制はラグーンに飛び込む当たりだった。3回表、千葉ロッテの先発・小島和哉投手から唯一安打を放っていた楽天の1番・茂木栄五郎選手の打球は、右中間方向に吹く風にも乗って、ホームランラグーンへ。これが12号ソロとなり、1点を先制した。

 楽天先発の則本昂大投手は、千葉ロッテ打線を4回までノーヒットに抑える。5回裏に、中村奨吾選手に初ヒットを許したが、併殺で切り抜け無失点。対する小島投手も3回にホームランこそ許したが、落ち着いた投球で楽天打線を抑えていた。

 3回表の先制から両者ゼロ行進で迎えた7回表、楽天はこの回先頭の4番・ブラッシュ選手が高めの球を完璧に捉えると、レフトの屋根に当たってスタンド中段へ。これが23号ソロとなり、リードは2点に広がった。

 千葉ロッテは直後の7回裏、2死1塁とし、則本投手に代わりマウンドに上がったブセニッツ投手から、6番・レアード選手がレフトへのヒットでつなぎ、2死1,2塁とチャンスを拡大。続く7番・井上晴哉選手のタイムリーで2塁走者が生還し、1点を返したが反撃はここまで。

 楽天は9回表、2死から6番・和田恋選手が安打で出塁。続く7番・田中和基選手の右中間を破る当たりで、和田選手が激走して本塁に突入。判定はアウトになったが、リクエストによって覆りセーフに。2点リードの9回裏は、守護神・松井裕樹投手が登板。4番からの打順を無失点に抑え、3対1で試合終了。ロースコアの展開を制した楽天が勝利を収めた。

 勝利した楽天は、先発した則本投手が6.2回1失点の好投。後を託されたリリーフ陣は無失点に抑え、リードを守り切った。敗れた千葉ロッテは、小島投手が自身最長となる7回を投げ2失点と粘投したが、打線の援護を得られなかった。

文・丹羽海凪

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE