7月9日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ対北海道日本ハムの第13回戦は6対1で千葉ロッテが勝利した。試合は千葉ロッテが3回に5点を奪う猛攻を見せると、その援護に応え今季初登板の佐々木千隼投手が7回1失点の好投で2017年9月以来の白星を上げた。
千葉ロッテが先手を打つ。2年ぶりの先発のマウンドとなった北海道日本ハム先発・中村勝投手に対し、2回裏レアード選手と井上晴哉選手が四球で出塁。その後、田村龍弘選手が放った当たりが一二塁間を破る先制適時打となり1点を先制した。
突き放したい千葉ロッテが猛攻に出る。3回裏、無死満塁で好調のレアード選手を打席に迎える。投手ゴロで本塁アウトの判定にすかさず井口監督がリクエストを要求。判定が覆り追加点を挙げ2対0とする。さらに、千葉ロッテは続く清田育宏選手が左翼席に飛び込む第6号の満塁弾を放ち6対0に。北海道日本ハム先発の中村投手をマウンドから引きずり下ろす。
2季ぶりの白星を手に入れるべく先発のマウンドに上がった千葉ロッテ・佐々木千隼投手は、味方の大量援護にも恵まれ5回を77球で投げ抜き無失点で試合を折り返す。
北海道日本ハムが反撃の狼煙を上げる。グラウンド整備直後の6回表、2死を簡単に取られ近藤健介選手を迎える。千葉ロッテ・佐々木投手の投じた2球目を捉えると、打球はライナーで北海道日本ハムファンが待つレフトスタンドへ入る第1号ソロとなり、1点を返した。
序盤から試合の主導権を握った千葉ロッテは先発の佐々木投手が7回1失点の好投で試合を作ると、松永昂大投手、益田直也投手と繋ぎ北海道日本ハム打線を寄せ付けず。3投手によるリレーで千葉ロッテが6対1で勝利を収めた。
勝利した千葉ロッテは2シーズンぶりの先発のマウンドとなった佐々木投手が7回104球1失点の好投を見せると、清田選手の4年ぶりとなる満塁弾で復帰登板を援護した。敗れた北海道日本ハムは先発・中村投手が3回6失点と大きく崩れたが、その後の中継ぎ陣は無失点で切り抜けた。次戦は投打の噛み合った一戦を期待したい。
文・須之内海
記事提供: