渡辺直人の今季初安打は値千金の同点弾! 接戦制し楽天が連日のサヨナラ勝利

パ・リーグ インサイト

2019.5.9(木) 20:31

東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月9日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と福岡ソフトバンクの第8回戦は、4対3で楽天が勝利した。終盤に同点に追いついた楽天に9回裏に銀次選手のサヨナラ適時打が飛び出し、2試合連続のサヨナラ勝利となった。

 試合は初回から動きを見せる。1回表、福岡ソフトバンクの2番・明石健志選手が楽天の先発・古川侑利投手から右翼へ二塁打を放つと、5番・デスパイネ選手が左翼へ適時打を放ち、福岡ソフトバンクが先制する。さらに2回表、8番・甲斐拓也選手が左翼席へ飛び込む3号ソロを放ち、スコアを2対0とする。

 楽天もすぐさま反撃。2回裏、6番・銀次選手が中安打で出塁すると、続くブラッシュ選手が福岡ソフトバンクの先発・大竹耕太郎投手から3試合連続弾となる9号2ランを放ち、同点に追い付いた。

 追いつかれた福岡ソフトバンクは直後の3回表、1番・周東佑京選手が二塁打で出塁すると、3番・今宮選手の適時二塁打で福岡ソフトバンクが勝ち越しに成功し、3対2となる。 

 古川投手はその後は粘りの投球を見せ、6回3失点でマウンドを降りた。「調子はまずまずでした。でも、試合の入りが良くなかったですし、ボールが高かったです。同点に追い付いてもらったあとの失点が余計でしたね」と悔しそうに語った。

 3回表以降は両軍の投手陣が好投し、試合は静かな展開になるものの、終盤に再び動きを見せる。8回裏、楽天は代打・渡辺直人選手が福岡ソフトバンクの2番手・モイネロ投手から放った今季初安打が値千金の同点弾となり、再び福岡ソフトバンクに追い付く。

 これで流れを引き寄せた楽天は9回裏、先頭の島内宏明選手、ウィーラー選手の連打で無死1,2塁とサヨナラのチャンスを作ると、6番・銀次選手がサヨナラ適時打を放ち、試合終了。

 楽天と福岡ソフトバンクの第8回戦は4対3で楽天が勝利。勝利した楽天はブラッシュ選手に3試合連続の本塁打が飛び出し、中継ぎ陣も無失点リレーと投打が噛み合った。敗れたソフトバンクは3番手・甲斐野央投手が1死も取れずにサヨナラ負けとなった。

文・粟盛優佳

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