5月6日ゴールデンウィーク最終日に、福岡ソフトバンク対オリックスの公式戦がヤフオクドームで行われる。すでに福岡ソフトバンクが連勝でカードの勝ち越しを決め、パ・リーグ首位をキープしているが、さらに2位以下との差をつけて早くも独走態勢に入っていくのか、それともオリックスが意地の3連敗阻止といくか。見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→6勝1敗1分、ビジター→1勝6敗1分
【福岡ソフトバンク】東浜巨投手 5試合1勝1敗 25.2回 20奪三振、防御率5.96
【オリックス】アルバース投手 5試合1勝1敗 30.2回 19奪三振、防御率3.52
福岡ソフトバンクの先発は東浜巨投手。ここまで防御率5.96、5試合に登板して18失点と打ち込まれている印象だが、未だ1敗と打線が援護している。“負けない”ということで言えば、オリックスの先発アルバース投手もそうだ。唯一負けた試合が、4月2日、京セラドームで行われた対福岡ソフトバンク戦。その日も東浜投手との投げ合いだった(結果は4対11で福岡ソフトバンクの勝利東浜投手が勝利投手に)。つまりアルバース投手にとってはリベンジ戦でもあるのだ。
打に目を移すと、福岡ソフトバンクの注目は松田宣浩選手だろう。今季左投手に対し打率.455と好相性なだけに、打線のキーマンになりそうだ。与四球がここまでわずか4と、コントロールの良さは今年も健在のアルバース投手が投じるボールに対し、いかに狙いを絞れるかがポイントとなる。
一方のオリックスでは、捕手の起用に注目したい。ここまで全31試合出場で主にスタメンマスクを被っていた若月健矢選手だが、5日の試合では伏見寅威選手にスタメンを譲った。その伏見選手は第2打席に今季第1号となるツーランホームランを放ち、持ち前のパンチ力をアピールした。また、5月2日の延長10回のサヨナラ打も記憶に新しいところだ。8回裏から若月選手が守備に入り、開幕からの連続出場は果たしたが、打率が.135と低迷しているだけに、スタメンの座は確約されていない。若き司令塔若月選手か、打撃が魅力の伏見選手か。西村監督も頭を悩ませているに違いない。
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