4月27日、京セラドーム大阪ではオリックスと埼玉西武の今季第4回戦が行われる。25日のに福岡でサヨナラ負けを喫したオリックスと、千葉で延長戦を制した埼玉西武がぶつかる今カード。初戦の見どころを紹介しよう。
【今季対戦成績】
オリックス→1勝2敗、埼玉西武→2勝1敗
【オリックス】山岡泰輔投手 4試合2勝0敗 30回 27奪三振、防御率2.10
【埼玉西武】多和田真三郎投手 4試合1勝2敗 26.1回 17奪三振、防御率3.08
オリックスの先発は山岡泰輔投手。今季はここまで4試合に先発し、全ての登板で6回以上を投げ、エースとしての意地を見せている。埼玉西武戦には12日、敵地で登板したが、6回無失点の好投も援護なく白星はつかなかった。今季3勝目に向け、27日も試合を作る投球ができるだろうか。
オリックス打線では、ルーキー・中川圭太選手に注目したい。24日の福岡ソフトバンク戦でプロ初のスタメン出場を果たすと、その日に森唯斗投手から値千金の同点タイムリー。そして25日の試合では、無得点に終わった打線の中で、チーム唯一の長打となる二塁打を放った。直近5試合、いずれも3得点以下と攻撃力を欠く打線で、期待されるルーキーはその好調ぶりを維持できるか。
埼玉西武の先発は多和田真三郎投手。ここまで1勝2敗と負けが1つ先行しているが、3試合連続でクオリティ・スタートを達成して試合を作っている。開幕投手を任された今季は他球団のエースとの投げ合いが続き、最多勝に輝いた昨季のようなペースで勝ち星を積めてはいない。真のエースへの階段を上るためにも、我慢の投球で打線の援護を呼び込みたいところだ。
埼玉西武打線の注目は、愛斗選手。25日の試合では10回に放ったプロ初安打が、決勝打となる適時二塁打となった。今季は開幕一軍の座をつかみ、勝負のシーズンとなる4年目。一軍での生き残りを懸けて、目の前の1打席が運命を分ける。
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