多和田真三郎〜育成からの再スタート。病気回復が望まれるタフネス右腕~(埼玉西武ライオンズ)【インサイト的選手名鑑】

2019.3.29(金) 18:19 パ・リーグ インサイト 望月遼太
《THE FEATURE PLAYER》7回一死まで完全!! L多和田が2安打完封で今季初勝利(C)パーソル パ・リーグTV
《THE FEATURE PLAYER》7回一死まで完全!! L多和田が2安打完封で今季初勝利(C)パーソル パ・リーグTV

多和田真三郎(たわた・しんさぶろう)/投手

#118/1993年4月13日生まれ
182cm・82kg/右投右打


 沖縄・中部商業高校-富士大学を経て、2015年のドラフト1位で埼玉西武に入団。最大の武器である独特の軌道を描くスライダーに加え、低めに伸びる直球や、空振り率の高いフォーク、ブレーキの利いたカーブを中心とした組み立てで多くのイニングを消化する、完投能力の高さが持ち味のタフネス右腕だ。

 多和田投手は大きな期待を背負ってドラフト1位でプロ入りしたが、ケガもあって2年間で計12勝止まりと苦しんだ。しかし、昨季はついにそのポテンシャルを開花させ、開幕直後から順調に勝ち星を積み重ねていく。リーグトップの5完投を記録する大車輪の活躍で安定感を欠いていた投手陣を支える存在となり、10年ぶりのリーグ優勝にも大きく貢献。多和田投手個人も16勝を挙げ、見事に最多勝の栄冠にも輝いた。

 2019年シーズンも活躍が期待されたものの、12試合に登板し1勝6敗とかなり厳しい結果に。前年からの成績の変動に多くのファンが彼を心配していたが、同年12月に自律神経失調症であったことを公表。2020年は8月23日に二軍で公式戦復帰を果たし、その後5試合に登板。一軍登板はかなわなかったが、実戦のマウンドを踏むことはできた。

 オフには戦力外通告を受け、改めて育成選手としての契約が発表され、背番号も「118」に決まった。2021年シーズンは病気と付き合いながら再スタートの年。まずはゆっくりと体調を整え、ファンの待つメットライフドームのマウンドを目指す。

【2020年二軍成績】
5試合1勝2敗 24.2回 13奪三振、防御率3.65 WHIP1.62


(2021/2/9追記)

文・望月遼太

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☆多和田真三郎投手の動画はこちらから!

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