キャンプ初のブルペンは変化球を交えて38球を投げる
沖縄・国頭キャンプ2日目にキャンプで初となるブルペンでの投球を行った北海道日本ハムのドラフト1位ルーキー吉田輝星投手。多くの報道陣、ファンが熱視線を送る中でのピッチングはカーブ、スライダーの変化球も交えながら、38球を投げ込んだ。
外角低めにビシッと決まった真っ直ぐはさすがの威力を誇り、受けた郡拓也捕手のミットが心地よい捕球音を響かせると、ファンや報道陣がどよめいた。全体的には高めに抜けるボールが多く、まだまだ調整段階であるのは明らかだったが、まずはプロの投手としての第1歩を記した。
この日の吉田輝の投球を、同じパ・リーグで覇権を争う他球団のスコアラーはどう感じたのだろうか。この日のブルペンで目を光らせていた某パ・リーグ球団のスコアラーは「球持ちがいいピッチャーですね。ボールを前で離そうとする意識が見えた。今日はボールがかなり抜けていましたけど、まだ初日だからね。指にかかったときはいいボールがきていた」と分析。今後、状態が上がってくれば、まだ良化すると語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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