◆パ・リーグ　オリックス４―５西武（７日・京セラドーム）

　腹をくくった。２点リードの９回に登板した青山は２者連続四球で一、二塁のピンチを招いた。三塁側ベンチから豊田投手コーチが飛び出して、新人右腕を激励する。「思い切っていけ」。この一言で吹っ切れた。小田を二ゴロ併殺打に仕留めると、続くシュウィンデルに左前適時打を許して１点を失うが、後続を断ってリードを守り切った。

　４月２日のオリックス戦（京セラドーム）でプロ初セーブを挙げて以来となる２セーブ目に「勝ててよかったです」と笑みを浮かべた。前日は２点リードで登板した守護神の増田が３失点で逆転サヨナラ負けを喫していた。「勝つことを考えて投げていました」と無心を強調。「いつも内野手の方が声をかけてくれるので、気持ちは楽になりました」とバックの先輩たちに感謝していた。

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