◇東北楽天対福岡ソフトバンク 第25回戦（26日・楽天モバイルパーク宮城）

　東北楽天の浅村栄斗選手が、NPB史上49人目となる通算350二塁打を達成した。

　打線は初回、2死2塁からボイト選手の適時打で先制。なおも2死1塁の場面、浅村選手は1-0からの2球目、真ん中に入り込んだ直球を強振。しっかりと捉えた打球はセンター方向へ伸び、ジャンプした中堅手の頭上のフェンスに直撃した。1塁走者のボイト選手は激走し本塁まで生還。通算350本目の二塁打で、2点目を挙げた。

　浅村選手は4月22日に通算300本塁打、5月24日には平成生まれの選手として初の2000安打を達成。そして6月5日には通算2000試合出場と、記録づくしのシーズンに。2度の抹消など苦しい時期もあったが、9月は打率3割超え、4本塁打と本来の打棒を取り戻している。

◇浅村選手 コメント
「一つの節目である350二塁打を達成でき、とても嬉しく思います。若い頃から、ホームランというよりも、外野の間を抜く打球や、外野の頭を超える打球を意識してバッティングに取り組んできました。今シーズンはファームも経験し苦しい時期もありましたが、改めて自分と向き合えたことが、この記録につながったと感じています。これからもチームのため、一本一本積み重ねていければと思います」

◇浅村選手 二塁打の記録
初二塁打　2010年3月31日 福岡ソフトバンク戦
300二塁打　2023年4月5日 埼玉西武戦
350二塁打　2025年9月26日 福岡ソフトバンク戦

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