◇千葉ロッテ対東北楽天 第14回戦（29日・ZOZOマリンスタジアム）

　東北楽天の中島大輔選手が好守に躍動した。

「1番・左翼手」で先発出場の中島選手。まずは1回裏、1死2塁とピンチの場面で安田尚憲選手が放った打球は遊撃手のグラブをかすめ中島選手の前に。打球が弱まった中で、2塁走者・藤原恭大選手が3塁を回ると、中島選手は猛チャージをかけ、本塁へワンバウンドのストライク送球。見事なバックホームで、先制点を阻止した。

　打撃では3回表、2死1塁で迎えた第2打席、初球から積極的にスイングを仕掛け、センター前に打球を弾き返す。5回表には、2死1、2塁と好機の場面で打席が回ると、三遊間への詰まったあたりが内野安打となり好機を拡大。続く鈴木大地選手の先制となる押し出し死球へとつなげた。

　中島選手は後半戦3試合いずれも2安打をマークするなど、リードオフマンとしての役割を果たしている。このまま「走・攻・守」全ての面において存在感を放ち続けたい。

文・横山蒼

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