3月29日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天の第2回戦は、5対4で東北楽天が勝利した。
東北楽天は3回表、宗山塁選手の二塁打で1死2塁から、小郷裕哉選手の適時三塁打で先制。6回表には、浅村栄斗選手の四球、渡邊佳明選手の安打で無死1、3塁の好機をつくると、フランコ選手の犠飛で追加点を奪った。
先発・古謝樹投手は、序盤こそ毎イニング走者を背負ったが、4回裏には今試合初めて3者凡退に抑える。続く5回裏も3者凡退とし、5回71球2安打1四球3奪三振無失点の好投でマウンドを降りた。
6回からは救援陣にスイッチ。6回裏は今野龍太投手が2死1、2塁とされながらも無失点に抑えたが、7回裏に藤平尚真投手が頓宮裕真選手の1号本塁打を被弾。続く8回裏も、鈴木翔天投手が連打で無死2、3塁とされ、杉本裕太郎選手の犠飛で同点に追い付かれた。
9回裏を則本昂大投手が3者凡退に抑え、試合は延長戦に突入。10回表1死から、小郷裕哉選手の安打、辰己涼介選手の四球で1、2塁の好機を演出する。続く阿部寿樹選手の適時三塁打で2点を勝ち越すと、鈴木大地選手も適時打を放ち、スコアは5対2に。
直後の10回裏に内星龍投手が西野真弘選手、西川龍馬選手の適時打で2点を失ったが、2死2塁の場面で太田椋選手を中飛に抑え、5対4で試合は終了した。延長戦を制して今季初勝利。阿部選手、小郷選手が2安打の活躍を見せたほか、内投手がプロ初セーブをマークした。
一方敗れたオリックスは、先発・九里亜蓮投手が6回111球7安打5四球1奪三振2失点。打線は紅林弘太郎選手が3安打、宗佑磨選手が2安打を放つなど計10安打4得点も、連勝とはならなかった。
12345678910 計
楽 0010010003 5
オ 0000001102 4
楽 古謝樹-今野龍太‐藤平尚真‐鈴木翔天‐○則本昂大-S内星龍
オ 九里亜蓮-博志‐古田島成龍‐マチャド-●山田修義‐山崎颯一郎
文・西嶋葵
阿部寿樹が10回表に勝ち越し打 東北楽天が今季初勝利
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2025.3.29(土) 17:57
