8月23日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天とオリックスの第20回戦は、8対6でオリックスが勝利した。
オリックスの先発・田嶋大樹投手は1回裏、2死から4連打などで3失点。しかし直後の2回表、若月健矢選手、麦谷祐介選手の連打で無死2、3塁の好機を得ると、大城滉二選手、廣岡大志選手の連続適時打で2点を返す。なおも無死満塁から、太田椋選手の犠飛ですぐさま同点に追い付いた。
援護を受けた田嶋投手だったが、3回裏にフランコ選手に勝ち越しの適時打を許し、3回72球6安打無四死球4奪三振4失点(自責点3)で降板。それでも打線は4回表、太田椋選手の適時打で再び試合を振り出しに戻すと、2死満塁から頓宮裕真選手の押し出し四球で勝ち越しに成功した。
4回裏からは、川瀬堅斗投手が3イニングをわずか1安打に抑える好救援を披露。すると6回表、西野真弘選手に4号3ランが飛び出し、追加点を挙げる。7回裏には3番手・ペルドモ投手が4連打で2点を失うも、代わった岩嵜翔投手が後続を断ち、リードは守った。
8回からは、山岡泰輔投手、マチャド投手がそれぞれ1イニング3者凡退でつなぎ、8対6で試合終了。5年目の川瀬投手がプロ初勝利、打線は太田選手が2安打2打点、中川選手が4安打をマークするなど、計13安打8得点で接戦を制した。
一方の東北楽天は、先発の藤井聖投手が1.0回43球8安打無四死球3失点と振るわず、リリーフ陣も崩れた。なお打線では、ボイト選手が3安打1打点、フランコ選手が2安打1打点の活躍を見せている。
123456789 計
オ 030203000 8
楽 301000200 6
オ 田嶋大樹-○川瀬堅斗-ペルドモ-岩嵜翔-山岡泰輔-Sマチャド
楽 藤井聖-●今野龍太-柴田大地-加治屋蓮-江原雅裕-津留崎大成
文・薗田陽和
川瀬堅斗が3回1安打無失点の好救援でプロ初勝利! オリックスが接戦を制す
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2025.8.23(土) 22:23
