
日本ハムのドラフト1位で二刀流の矢沢宏太投手=日体大=が30日、キャンプ地の沖縄・名護での先乗り自主トレでフル稼働した。
アップとキャッチボールの後、「U22の大学代表以来」というシートノックでライトのポジションに入った。三塁送球ではダイレクト返球で強肩を見せつけたが、バックホームでは捕手の頭上を越える大暴投も。「ピッチングに入る予定があったので軽く、あんまり強く投げすぎないようにという感じでやりました。(暴投は)いつもだったら、あれで合うんですけど、ちょっと力抜いて投げてたんで吹かしすぎましたね」と苦笑した。
フリー打撃では48スイングで安打性13本。柵越えは1本だったが、低めの球を右手一本で右翼へ運ぶ技ありの一発だった。「きょうが紅白戦前最後のバッティングということで、いつもより低い、強い打球を意識しました。きのう打ったのも、片手でちょっと泳いだような感じで。僕は回旋の動作が強くて、どうしても速くバッて振ってしまうんですけど、ちょっと崩れたときに粘れるのが僕の課題かなと思っている。きょうに関しては低い打球を意識して、ちょっと崩れたのが角度が出て上がった。自分的には良かった」と振り返った。
その後は、実戦形式の打撃練習の中で走塁練習。「けががないように、確認しながら」と2月1日の紅白戦へ備えた。そして仕上げは、誰もいなくなったブルペンでのピッチング。捕手を座らせ、変化球も交えての21球。速く縦に落ちるカーブを絶賛され「僕のカーブはちょっと縦スラ気味で、(ブルペン捕手が)想像していたカーブと違ってびっくりされていた。変化球自体は自信があるので」とうなずいた。
まさに二刀流の充実したメニューだったが「(投打)どっちもやることしかやってきていないので、違和感はない」と笑顔。キャンプ初日の紅白戦へ向けては「ユニホームも着てチームでやっていくことも初めて。色々感じながらやっていきたい」と楽しみにしている様子だった。