東北楽天、石井GMの積極補強が止まらない! FA、トレード、戦力外獲得と手腕発揮

Full-Count

2018.11.29(木) 16:43

来季から東北楽天に加入する由規と浅村栄斗(左から)※写真提供:Full-Count(写真:高橋昌江、荒川祐史)
来季から東北楽天に加入する由規と浅村栄斗(左から)※写真提供:Full-Count(写真:高橋昌江、荒川祐史)

埼玉西武からはFA権を行使した浅村を獲得、地元選手も補強

 今シーズン最下位に終わった東北楽天の補強が止まらない。オフに石井一久氏がGMに就任してからFA、助っ人、戦力外からの獲得、トレードと“大改革”が続いている。29日には広島から2010年のドラフト1位右腕・福井優也投手をトレードで獲得。ここまで石井GMが行ってきた補強を振り返ってみる。

 最大の補強は何といっても埼玉西武・浅村栄斗内野手。浅村は今季143試合に出場し打率.310、32本塁打、127打点をマークし自身2度目の打点王を獲得。チームを10年ぶりのリーグ制覇に導いた。オフに国内FA権を行使した、かつての後輩に石井GMが猛アタックし福岡ソフトバンク、オリックスとの争奪戦を制した。

“地元選手”の獲得にも余念がない。巨人からは金銭トレードで橋本到外野手を獲得。橋本は宮城県出身で仙台育英高校卒の28歳。今季は1軍出場がなかったが通算393試合出場で打率.243、9本塁打、79打点をマークしている。

 さらに東京ヤクルトを戦力外となっていた由規投手を育成契約で獲得。かつて160キロをマークし2010年には12勝を挙げた右腕。度重なるケガに悩まされ今季はわずか7試合の登板に終わったがプロ通算11年で90試合に登板し32勝26敗、防御率3.66をマークしており、こちらも地元・仙台で再スタートを切る。

 また、ツインズのアラン・ブセニッツ投手とは合意間近であることを石井GMが明かしている。今季はメジャーで23試合に登板し4勝1敗、防御率7.82ながら150キロを超える直球が魅力。本当に加入することになれば、松井裕樹の状態次第では新守護神としても期待される。

〇東北楽天の今オフの補強

浅村栄斗内野手 埼玉西武からFA宣言

橋本到外野手 巨人から金銭トレード

由規投手 東京ヤクルト戦力外、育成契約

福井優也投手 広島から菊池保則投手と交換トレード

(Full-Count編集部)

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