2019年は0人、2020年には坂本勇人が31歳で達成か? 2000安打達成“予報”

Full-Count 広尾晃

2018.11.19(月) 17:29

巨人・坂本勇人※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)
巨人・坂本勇人※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images)

阿部&鳥谷&内川&福浦は現役続行、新井貴&松井稼&荒木が引退

 今季は福岡ソフトバンクの内川聖一、千葉ロッテの福浦和也が2000本安打を突破した。次の2000本安打は誰か。いつごろ達成するのかを占ってみよう。

 今季は、ベテラン選手の引退が相次いでいる。現時点で引退宣言した選手を除くと、来季の現役選手のNPB安打数ランキングは以下のようになる。1000本安打以上。今年、達する年齢(11月、12月生まれを含む)と、2000本安打までの残り本数だ。

1阿部慎之助(巨)2085安打/39歳
2鳥谷敬(神)2066安打/37歳
3内川聖一(ソ)2043安打/36歳
4福浦和也(ロ)2000安打/43歳
5福留孝介(神)1808安打/41歳(残192安打)
6中島宏之(※)1759安打/36歳(残241安打)
7栗山巧(西)1722安打/35歳(残278安打)
8坂本勇人(巨)1711安打/30歳(残289安打)
9今江年晶(楽)1661安打/35歳(残339安打)
10糸井嘉男(神)1504安打/37歳(残496安打)
11松田宣浩(ソ)1499安打/35歳(残501安打)
12田中賢介(日)1460安打/37歳(残540安打)
13青木宣親(ヤ)1446安打/36歳(残554安打)
14坂口智隆(ヤ)1400安打/34歳(残600安打)
15中村剛也(西)1325安打/35歳(残675安打)
16長野久義(巨)1271安打/34歳(残729安打)
17大島洋平(中)1268安打/33歳(残732安打)
18秋山翔吾(西)1226安打/30歳(残774安打)
19西岡剛(※)1191安打/34歳(残809安打)
20浅村栄斗(※)1178安打/28歳(残822安打)
21中田翔(日)1111安打/29歳(残889安打)
22陽岱鋼(巨)1091安打/31歳(残909安打)
23丸佳浩(※)1079安打/29歳(残921安打)
24石原慶幸(広)1011安打/39歳(残989安打)

※西岡剛、中島宏之、浅村栄斗、丸佳浩の来季所属は未定。

 広島の新井貴浩、埼玉西武の松井稼頭央、中日の荒木雅博と3人の2000本安打達成選手が引退を表明したので、現役最多安打は巨人の阿部慎之助となり、現役の2000本安打達成者は4人になる。これに一番近いのが阪神の福留孝介だが、あと192本もある。来季の2000本安打到達は厳しいが、福留は日米通算ではすでに2000本安打を達成している。2019年度のNPB通算2000本安打達成者はいないと予想される。

福留、オリックス中島、巨人坂本らに2020年達成の可能性

 2020年に福留、オリックスを退団し去就が不透明な中島宏之あたりに達成する可能性がある。埼玉西武の栗山巧はスタメン出場が減ってきており、今後どうなるか。今年の12月に30歳になる巨人・坂本勇人も早ければ2020年に2000本安打を達成しそうだ。まだその時点では31歳。坂本には2500安打、さらには張本勲に次ぐ3000本安打への期待がかかる。もう少し先の予想をすれば、30歳で1226安打の秋山翔吾、28歳で1178安打の浅村栄斗は、今、働き盛り。29歳の北海道日本ハム・中田翔や丸佳浩にも期待が持てそうだ。

 かつては1978安打で涙をのんだ飯田徳治、1977安打の毒島章一など、2000本安打を目前に引退した選手もいた。今季はBCリーグの栃木でプレーしていた村田修一がNPB復帰の思い叶わず、残り135安打で現役引退となった。

 とはいえ、「2000本安打まで頑張ろう」「現役を続けよう」という選手側の認識や、球団も花道を飾らせてやろうとする姿勢も生まれつつある。1500本以上の安打を打っている現役選手にとって「2000本」は大きな目標になっているはずだ。現在、2000本安打は52人いるが、これからも達成者は増え続けるだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

記事提供:Full-Count

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