日本一から一夜 鷹が大量8選手に戦力外通告 摂津正、五十嵐亮太、寺原隼人ら功労者も…

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2018.11.4(日) 16:41

球団から来季構想外を告げられた福岡ソフトバンク・五十嵐亮太※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)
球団から来季構想外を告げられた福岡ソフトバンク・五十嵐亮太※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)

五十嵐はプロ21年目、攝津は2012年に最多勝&沢村賞

 2年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクは、日本一決定から一夜明けた4日、福岡市内の球団事務所などで攝津正投手、五十嵐亮太投手、寺原隼人投手、笠原大芽投手、張本優大捕手、茶谷健太内野手、吉村裕基外野手、城所龍磨外野手に、来季の契約を結ばない旨を通告した。球団が発表した。これまで長らくチームを支えてきた中堅、ベテランを中心に8選手に戦力外通告を行った。

 五十嵐は1997年のドラフト2位で東京ヤクルトに入団し、米MLBのメッツ、ブルージェイズ、ヤンキースを渡り歩き、2013年に福岡ソフトバンクに加入。今季でプロ21年目でNPB通算777試合に登板してきた右腕は「まだユニホームを脱ぐわけにはいかない」と現役続行を希望。また城所も「家族と相談して現役を続けられるのであれば、続ける道を探っていきたい」とした。

 攝津は秋田経法大付からJR東日本東北を経て2008年のドラフト5位で福岡ソフトバンクに入団。ルーキーイヤーから中継ぎで70試合に登板し、2年目も71試合に登板。2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いた。2011年に先発に転向すると、そこから5年連続で2桁勝利。2012年は17勝で最多勝に輝き、沢村賞も受賞した。だが、2016年からは出番が減少。2年連続で7試合の登板に終わると、今季も7試合の登板にとどまり、2勝4敗。日本シリーズ出場の有資格者40人からも外れていた。

 2001年のドラフト1位で福岡ダイエーに入団した寺原は2006年オフにトレードで横浜(現横浜DeNA)ヘ移籍。2010年オフにはオリックスへとトレード移籍し、2012年オフにFA権を行使して福岡ソフトバンクに復帰した。今季も、150キロ前後のストレートは健在で21試合に投げて0勝0敗0セーブ4ホールド、防御率2.39の成績を残した。プロ17年間で299試合に登板し71勝80敗23セーブ12ホールドだった。

 2002年ドラフト5位で横浜に入団した吉村は2008年に34本塁打を放つなど、長距離砲として活躍。2013年にトレードで福岡ソフトバンクへ移籍すると、代打の切り札としてチームに貢献した。だが、2017年は8試合出場に終わると、今季は1軍での出場がなかった。

 2012年のドラフト5位で入団した笠原、2013年の育成ドラフト4位で入団し2016年に支配下に昇格した張本、2015年のドラフト4位の茶谷に対して、球団は育成選手として再契約する意向を持つ。一方で、選手たちはトライアウトなどを経て他球団へ移籍する選択肢もあり、それぞれが熟考していくことになる。

(Full-Count編集部)

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