第2戦は敗戦投手も…マツダスタジアムで登板した経験は「もちろんプラス」
■広島 – 福岡ソフトバンク(3日・マツダスタジアム)
3日の「SBMC日本シリーズ2018」第6戦の予告先発は、福岡ソフトバンクがバンデンハーク、広島はジョンソンと発表された。福岡ソフトバンクは、3勝1分1敗と王手をかけて迎える一戦。第2戦に続き、中5日でマウンドに上がるバンデンハークは、日本一がかかる大一番に向けて準備万端だ。
第2戦ではエラー絡みの失点など不運も重なり、5回5失点(自責3)で敗戦投手となったが、ストレートは157キロを計測するなどコンディションは良好で「シーズン中も少しずつ良くなっていると言ったが、今はそれを実感している」と語る。
勝てば日本一という大一番にも「このチームは常に勝つという前提でやっているし、シーズン中でもそのプレッシャーを感じながらやってきた。いい流れに乗って投げられたらいい。前回以上に先のことは考えず、目の前の打者に集中していく」とバンデンハークは話す。
第2戦にマツダスタジアムで投げた経験は「もちろんプラスになる」とし、同球場の雰囲気について「2年前の交流戦でもすごい声援だと思ったし、素晴らしいファンが野球を楽しんでいる」と語る。寒さについても「外で見ている人と違って僕はマウンドで投げているからね。むしろ過ごしやすいよ」と気にすることもない。また、前回の登板で2本のタイムリーを許した鈴木誠也外野手については「いいバッターだね。打席の中でのアプローチを明確に持っているのが素晴らしい」と褒めた。
バンデンハークが第2戦のリベンジを果たすことができれば、チームは2年連続日本一に大きく近づく。福岡ソフトバンクの“今年最後の先発投手”になれるよう、全力でカープ打線に向かっていくだけだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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