「マウンドのイメージが違った」でしっかり対応
■広島 2-2 福岡ソフトバンク(27日・マツダスタジアム)
日本シリーズ2018の初戦、福岡ソフトバンクの石川柊太投手が3番手としてマウンドに上がり、広島の上位打線をきっちりと料理した。
同点の7回から登板した石川は、先頭の代打・西川龍馬内野手を初球でピッチャーゴロに打ち取ると、広島が誇る上位打線と対戦。2死後、菊池涼介内野手に自慢のパワーカーブをセンター前に運ばれたが、続く丸佳浩外野手を2ストライクからアウトローのストレートで見逃し三振に斬った。続く8回も続投し、中軸を3者凡退。広島に流れを渡さなかった。
大一番で普段通り力を発揮した右腕は「マウンドが思ったより硬いし、傾斜もあって、イメージの違いはあった」としながらも「全体的に気負うことなく投げられたし、ブルペンの雰囲気も良かった。勝てなかったけど、いい試合ができたと思います」と表情はにこやかだった。
また、マツダスタジアムのスタンドを真っ赤に埋め尽くすカープファンの大声援には「(屋根付きだった)埼玉西武に比べて野外だからそんなに響かなかった」と語り、完全アウェーの中でも冷静だった。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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