秋山が盗塁を試みるもアウト、約10分間のリプレー検証後に微妙な判定でブーイング
■埼玉西武 – 福岡ソフトバンク(21日・メットライフ)
パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦がメットライフドームで行われ、崖っぷちの埼玉西武・辻監督が5回に2度目のリクエストも判定は覆らず失敗に終わった。
埼玉西武は初回、ウルフが柳田に先制の3点二塁打を浴びる。2回も1死二塁とピンチを背負ったが、上林は一直。山川がすぐに二塁に送球したが、西田が戻ったタイミングが早いとしてセーフと判定された。しかし、辻監督がすぐにリクエスト。リプレー検証の結果、判定は覆りアウトとなった。
埼玉西武は5回、抑え込まれていた福岡ソフトバンク先発の高橋礼を攻め、2点を返して1点差に迫る。さらに、2死から秋山が内野安打で出塁。福岡ソフトバンクはここでモイネロを投入したが、秋山が4球目にスタートを切った。強肩の捕手・甲斐が二塁に送球し、判定はアウト。辻監督が再びリクエストを要求した。
約10分のリプレー検証の末、判定は覆らずにアウトのまま。場内のビジョンでこのプレーを見ていた埼玉西武ファンからはブーイングが起こり、メットライフドームは騒然となった。
その直後の6回、先発のウルフが先頭の4番・柳田に右翼スタンド最前列に飛び込むソロ本塁打を被弾。2戦連発、この日4打点目となる一発で、リードを2点差に広げられた。
貴重な一発を放った柳田は「打ったのはカーブです。少し崩されてどうかなと思いながら走っていました。入ってくれて良かったです」とコメントした。
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