
8年ぶりにリーグ最下位を味わった東北楽天。10月22日は、来季の巻き返しの第一歩になりうる「2026 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催される。
昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目の今シーズンどのような結果を残したのか。九谷瑠投手や伊藤樹投手ら今季一軍デビューを飾った東北楽天のルーキーを振り返る。
九谷瑠が39登板で防御率1.94
即戦力として期待され、王子からドラフト6位で入団した九谷瑠投手は、チームで4番目に多い39試合に登板した。プロ初登板は、3月27日・オリックスとの開幕戦。10点リードの9回裏、四球を与えながらも安打は許さず無失点で締めた。
4月から約1カ月のファーム調整を経て5月8日に再昇格すると、翌9日から9試合連続無失点。その間、同22日・千葉ロッテ戦では、1イニングで降板したウレーニャ投手に代わり2番手として登板。自己最長の3回を投げ、1安打無四死球3奪三振無失点と好リリーフを見せた。
6月12日・広島戦にプロ初ホールドをマーク。7月23日の千葉ロッテ戦では、1回無安打2奪三振と快投した直後に味方が勝ち越し、プロ初勝利を手にした。以降もシーズン終盤まで一軍に帯同し、2勝1敗、16ホールド、防御率1.94の好成績を残した。
プロ初先発で初勝利を挙げた伊藤樹
伊藤樹投手は早稲田大学からドラフト2位で入団。開幕をファームで迎え、4月2日から自身3連勝をマーク。6月2日に初の一軍昇格を果たし、同5日・阪神戦で中継ぎとしてプロ初マウンドへ上がった。7回裏に4安打2四球で4失点も、続く8回裏には佐藤輝明選手から空振り三振を奪うなど3者凡退と修正力を見せた。
一軍初先発は2カ月半後の8月25日・オリックス戦で、5回を4安打1失点にまとめ、プロ初白星を飾った。中6日で登板した9月1日にも6回無失点と好投し、自身2連勝を記録。9月後半は失点がかさむ登板も目立ったが、いずれも100球以上と力投を披露した。2年目の来季は開幕からローテーション入りなるか。
ドラ1・藤原聡大は終盤にリリーフで好投
同じく開幕一軍入りをつかんだドラ1・藤原聡大投手は3月29日・オリックス戦でプロ初登板・初先発も、3回4失点(自責点3)で黒星を喫した。4月17日の登録抹消後は1カ月半にわたりファームで登板を重ね、6月6日に伊藤樹投手と入れ替わる形で再昇格。6月・7月は中継ぎとして9試合に登板し、防御率3.97の成績だった。
再度ファームで調整後、9月21日に一軍へ合流すると、シーズン終了までの4試合で計6回を投げ、4安打1失点と好投。結果的には一軍で16試合に登板し、0勝2敗、防御率4.60と、多くの収穫と課題を得る1年目となった。
繁永晟はファーム月間MVPを2度受賞
ドラフト3位・繁永晟選手は、ファーム開幕2戦目に3安打をマークするなど、序盤から安打を量産。3・4月に打率.303、11打点の好成績を残し「SMBC信託銀行 ファーム月間MVP賞」を受賞した。
5月には一軍初昇格を果たすも、5試合で9打数無安打と快音は生まれず。しかし、ファームでは6月4日から出場13試合連続安打を記録、うち10試合で複数安打を放つなど、6月打率.446という圧巻の成績で2度目のファーム月間MVPに選出された。
7月18日に再昇格を勝ち取り、同日プロ初安打・初打点、そこから3試合連続安打を放った。その後はファームでの再調整期間もあったが、9月中旬以降は一軍に帯同。27試合、打率.186の成績だった。ファームで打率.318を記録した打棒を、来季は一軍でも発揮したい。
阪上翔也も一軍デビュー 育成ドラ4・金子京介は支配下登録
ドラフト7位・阪上翔也選手は、ファームで2試合連続3安打を放つなど開幕直後からアピールに成功し、4月16日に一軍初昇格。しかし、3試合で7打数無安打4三振とプロの厳しい洗礼を浴び、ファームでの調整を余儀なくされた。
シーズン終盤に再び一軍での出場機会を得ると、10月1日・福岡ソフトバンク戦、通算13打席目で待望のプロ初安打をマーク。最終戦の同5日にはプロ初の複数安打も記録した。
育成4位の金子京介選手は、4月12日の公式戦初本塁打から5月5日までに7本塁打を放ち、同15日に支配下登録を勝ち取った。また、8月13日には一軍でプロ初安打を記録。その後はファームで実戦を重ね、東地区2位タイの13本塁打を記録した。