埼玉西武山川穂高&多和田真三郎が9、10月度月間MVP獲得 「沖縄出身であることに誇り」

Full-Count 岩国誠

2018.10.16(火) 13:00

月間MVPを獲得した埼玉西武ライオンズ・山川穂高(左)、多和田真三郎※写真提供:Full-Count(写真:岩国誠)
月間MVPを獲得した埼玉西武ライオンズ・山川穂高(左)、多和田真三郎※写真提供:Full-Count(写真:岩国誠)

3、4月に続き2度目となる山川、多和田のW受賞

 埼玉西武の多和田真三郎投手と山川穂高内野手が、9、10月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した。両選手の同時受賞は今年3、4月度に続き2度目。山川は自身4度目の受賞となった。

 今シーズン16勝を挙げ、自身初の最多勝に輝いた多和田。9・10月の成績は5試合を投げて4勝0敗、防御率1.54とともにリーグトップの成績を残し、自身2度目となる同賞を受賞。「(優勝のかかった)大事な時期に結果を残せてよかった。優勝決定後の試合(10月1日、北海道日本ハム戦)で、勝てたこともよかったと思います」と、その喜びを口にした。

 一方、今シーズン47本塁打で本塁打王のタイトルを獲得した山川。28試合に出場し、2つの打撃成績(11本塁打、28打点)でリーグトップ。「この一番、大事な時期にしっかり打てた。そこが一番嬉しい」と素直に喜びを語っていた。

 多和田と山川の同時受賞は3・4月度に続いて2度目になるが、山川は「サブロウ(多和田)とは高校、大学、プロと一緒で、教えていただいた指導者の方がほとんど同じなので、その方々に感謝しています。沖縄出身の2人で受賞できたことは、本当に嬉しく思います。沖縄出身であることに誇りを持っているので」と、沖縄出身選手の同時受賞であることを強くアピールしていた。

山川は昨年の8月度、9・10月度にも同賞を受賞。

 1年前と現在では、置かれる立場が変わっている中で、受賞に対して心境はどう違うのか。「去年は勢いでの受賞というのがあった。今年は大事な試合を意識しまくって打ったつもりだった。4番としての重圧、プレッシャーを感じながらこの賞も本塁打王も獲ったので、そこを狙って獲った、意識して獲ったことに大きな価値がありますし、すごく自信になっています」と、しっかりした口調で語った。

 同郷の先輩・後輩で共にチームの主力となった山川と多和田。お互いについては「勝つことがエース。ここまで勝ち星を重ねたことはすごいし、たくましく思います」と先輩・山川が後輩を称えると多和田は「自分が投げている時に打ってくれている印象があって、本当に助かります。これからもお願いします」と、後輩らしい発言で、山川の笑いを誘っていた。

 明日からいよいよ、ファーストステージを勝ち上がった福岡ソフトバンクを迎えてクライマックスシリーズ・ファイナルステージを戦うことになる。CS初出場の多和田は「緊張するかわからないですが、いい経験ができると思うので、一生懸命頑張ります」と意気込みを語ると、昨年、悔しい思いをした山川は「意識しないのは無理なので、思い切り意識して、高校球児のように熱い戦い。より熱く、より全力プレー、全力発声を意識してやらなきゃいけない」と、1戦必勝でがむしゃらに戦う決意を強い言葉で誓っていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

記事提供:Full-Count

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