体調不良で早退も藤本コーチ「大丈夫だと思う」
福岡ソフトバンクは12日、ヤフオクドームで翌13日から開幕するクライマックスシリーズ・ファーストステージに向けて前日練習を行った。だが、そこに主砲デスパイネ外野手の姿はなかった。
全体練習が始まって間もなく、工藤公康監督、立花義家打撃コーチ、そしてデスパイネを担当する青木通訳の3人が厳しい表情で話をしていた。ふと見ると、外野でアップ中の選手の中にデスパイネの姿がない。打撃練習の順番を示すホワイトボードに「54」のマグネットはあったが、順番が来てもデスパイネはグラウンドに現れないままだった。
工藤監督は前日共同会見を終えた後、デスパイネについて「体調が悪そうだったので、早めに帰しました。明日来た時に、また話をしてから」とだけ語ったが、藤本博史打撃コーチは「大丈夫だと思いますよ」と楽観視している。
今季最終戦の千葉ロッテ戦で2打席連続弾を放ち、気持ちよくクライマックスシリーズに臨めるはずだったデスパイネ。もし不在となれば大きな痛手となるだろう。チームにとっては一晩で体調が戻ることを祈るしかない。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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