埼玉西武は3回、4回と1点ずつを失い、2点のビハインド
■北海道日本ハム – 埼玉西武(30日・札幌ドーム)
優勝へのマジックを1としている埼玉西武が、2点のビハインドを背負った。30日、敵地・札幌ドームでの北海道日本ハム戦。両チーム無得点のまま迎えた3回、守備陣のミスから北海道日本ハムに先制点を与えた。
29日の本拠地での福岡ソフトバンク戦に敗れ、本拠地Vを逃した埼玉西武。10年ぶりの優勝をかけて、仕切り直しの一戦となったが、3回、先発のウルフが鶴岡を四球で出塁させると、中島卓の犠打と大田への四球で2死一、二塁に。続く近藤の打球は、三塁線へのゴロに。中村がうまく捌いて捕球したが、送球が中途半端なバウンドに。これを一塁の山川が弾き、ボールが点々としている間に二塁走者が本塁へと生還した。
埼玉西武は続く4回にも、横尾、清宮、渡邉の3連打で無死満塁とされ、鶴岡の二ゴロ併殺打の間に横尾が生還して失点。5回には西川の中前安打、大田の左翼線を破る適時二塁打などでさらに点差を広げられ、5回を終えて4点のビハインドを背負っている。
29日に敵地で勝ち、目の前での胴上げを阻止した福岡ソフトバンクは本拠地ヤフオクドームに戻り、千葉ロッテと対戦。先発の大竹が4回、まず早稲田大の先輩の中村にソロ本塁打を浴びて先制点を献上。さらにヒットと2四球で無死満塁とされ鈴木に2点適時打を許して3失点。5回を終えて3点のビハインドとなっている。
埼玉西武は北海道日本ハムに敗れても、福岡ソフトバンクが千葉ロッテに敗れれば、10年ぶり22度目のリーグ優勝が決まる。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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