6試合連続セーブは森を含め7人、小林雅と涌井は6連投で6セーブ
福岡ソフトバンクの森唯斗は、9月25日のオリックス戦、8-5の9回裏2死三塁で登板し、代打の小田裕也を一飛に打ち取って今季34セーブ目を挙げ、NPB記録の7試合で7連続セーブを達成した。
これまで6試合連続セーブは、森も含め、7人が記録していた。その記録を日程とともに紹介する。
◯小林雅英(ロ)2001年5月
25日(日)4-2(1回責0)10S
26日(日)5-2(1回責0)11S
27日(日)5-2(1回責0)12S
28日(ダ)4-3(1回責0)13S
29日(ダ)2-1(1回責0)14S
30日(ダ)4-3(2/3回責0)15S
◯岩瀬仁紀(中)2005年8月
23日(ヤ)3-1(1回責0)33S
24日(ヤ)3-1(1回責0)34S
25日
26日(広)8-6(1回責1)35S
27日(広)7-5(2/3回責1)36S
28日(広)3-1(1回責0)37S
29日
30日
31日(神)7-5(1回責0)38S
◯藤川球児(神)2007年7月
17日(巨)4-0(1回1/3責0)21S
18日(巨)5-3(1回1/3回責0)22S
19日
20日
21日
22日
23日
24日(中)8-5(1回責0)23S
25日(中)8-6(1回責0)24S
26日(中)6-2(1回1/3責0)25S
27日(横)5-2(1回責0)26S
◯青山浩二(楽)2012年5月
9日(西)1-0(1回責0)1S
10日(西)8-7(1回責0)2S
11日(オ)3-2(1回責0)3S
12日(オ)2-1(1回責0)4S
13日(オ)4-1(1回責0)5S
14日
15日
16日(広)1-0(1回責0)6S
◯涌井秀章(西)2013年10月
1日(ロ)4-2(1回責0)2S
2日(ソ)2-1(1回責0)3S
3日(ソ)5-4(1回責0)4S
4日(楽)6-4(1回責0)5S
5日(楽)2-1(1回責0)6S
6日(日)4-3(1回責0)7S
◯呉昇桓(神)2015年8月
8日(De)5-2(1回責0)31S
9日(De)3-2(1回責2)32S
10日
11日(中)3-1(1回責0)33S
12日(中)3-1(1回責0)34S
13日(中)4-1(1回責0)35S
14日(ヤ)7-3(1回責0)36S
◯森唯斗(ソ)2018年9月
18日(ロ)4-2(1回責0)28S
19日(ロ)3-0(1回責0)29S
20日(日)9-7(1回責0)30S
21日
22日(オ)6-4(1回責0)31S
23日(日)2-0(1回責0)32S
24日(日)2-1(1回責1)33S
25日(オ)8-5(1/3回責0)34S
最初に記録した2001年5月千葉ロッテ小林雅英と、2013年10月埼玉西武(当時)の涌井秀章は、6連投で6試合連続セーブを挙げている。
涌井はこの年8月22日に救援に転向となった。チームの最終盤の6試合すべてを1回自責点0で抑えてセーブを挙げ、チームのCS進出に貢献した。しかし翌年千葉ロッテに移籍したため、この6セーブ目が埼玉西武での公式戦最後の登板となった。
運の要素も強い連続試合セーブ記録
対照的に、2007年7月の阪神の藤川球児はオールスターブレークの5日間をはさんでいる。ちなみに藤川は20日のオールスター戦でセの4-0の9回に投げて1回を無失点で抑えている。藤川はこの間、イニングまたぎが3回もあった。
連続試合セーブ記録は、その投手だけの能力では達成できない。チームがセーブの数だけ連勝しなければならないし、その間の9回、クローザーがマウンドに上がる時点での得失点差が3点差以内でなければならない。運の要素も強い。
森は絶対的なクローザーだったサファテの故障でシーズン序盤にクローザーの役割を引き継いだ。4月には3セーブを挙げたものの防御率7.50と不安を感じさせたが、8月は1.54、9月は0.96と抜群の安定感。
最近はチームの上げ潮ムードにも乗って、ベテランのクローザーのような貫録を見せている。
森は8日間で7セーブと過酷な登板が続いているが、連続試合セーブ記録をどこまで伸ばすだろうか。
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