先発の大竹は7回途中3安打無失点の好投で3勝目
福岡ソフトバンクが6連勝を飾り、3位北海道日本ハムとの差を6ゲームまで広げた。24日、本拠地ヤフオクドームでの北海道日本ハム戦。5回に松田が放った28号2ランの2点を、先発の育成出身ルーキー大竹が7回途中3安打無失点の好投で守り抜いて勝利した。
前日に続き投手戦となった、この試合。均衡を破ったのは、松田のバットだった。5回、二塁打で出塁したデスパイネを二塁に置き、1死二塁で打席へ。1ボールからの2球目、北海道日本ハム先発の上沢が投じたフォークが甘く浮いたのを逃さなかった。打球は本拠地のファンの大歓声に押され、左翼ホームランテラス席へ。28号2ランで欲しかった先制点を奪った。
この2点を投手陣が守り抜いた。先発の大竹は3回まで3イニング連続で先頭打者に安打を許しながら、後続を切って無失点。6回には圧巻の3者連続三振を奪った。7回1死一塁の場面で降板となったが、北海道日本ハム打線をわずか3安打に封じる好投で3勝目をマークした。2番手の石川から、嘉弥真、加治屋、森と必勝リレーで繋いで逃げ切った。
北海道日本ハムは敵地で連敗を喫し、優勝の可能性が完全に消滅した。2安打零封負けを食らった前日に続き、この日も打線が沈黙。初回、2回と先頭打者が出塁するも、近藤、横尾の併殺打で好機を潰すと、福岡ソフトバンク先発・大竹の術中にハマった。7回に2死満塁としたが、代打・鶴岡が石川の前に左飛に倒れて得点を奪えなかった。9回に清宮が6号ソロを放って一矢を報いたものの、反撃も1点止まり。先発の上沢は2桁奪三振を奪う力投を見せたが、報われなかった。
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