SUPER EIGHTから応援メッセージも! 西川史礁が登場曲とともに振り返る1年目【プレイリスト パ vol.7】

パ・リーグ インサイト 高橋優奈

2025.11.4(火) 11:00

千葉ロッテマリーンズ・西川史礁選手【写真:球団提供】
千葉ロッテマリーンズ・西川史礁選手【写真:球団提供】

 パ・リーグ選手の日常に寄り添う音楽を紹介する連載企画『プレイリスト パ』。第7回は、千葉ロッテマリーンズ・西川史礁選手です。

 ファンの間ではSUPER EIGHT好きとして知られている西川選手。そのきっかけは。

「関西出身ということもあり、小さい頃からテレビで観ていておもしろいなと思っていました。夏の甲子園のテーマソングになった『オモイダマ』も聴いて、好きになっていきましたね」

 また「大学野球を引退してからマリーンズに入団するまでの間で、唯一行けたタイミングが福岡で。旅行も兼ねて、思い切ってみずほPayPayドームに行きました」と、昨年12月の福岡公演に行くほど。そんな西川選手に、ルーキーイヤーの今季、登場曲として使用したSUPER EIGHTの楽曲のなかから、特に思い入れのある3曲を紹介してもらいました。

【これまでの『プレイリスト パ』はこちら】

◇ ◇ ◇

(1)凛
・・・普段はSUPER EIGHTさんの曲をシャッフルで聴いていますが、やっぱり登場曲に使っている曲は特に好きなので、試合の日以外でも聴いています。1打席目の『凛』は、4年前の東京オリンピックのときにテレビで流れていて知りました。力強い歌詞を見て、「この歌いいな」と思って登場曲に決めました。特に、実際に球場で流れるサビの歌詞が好きなんですよ。サビでガンっと盛り上がる感じも好きで、使わせてもらっています。

(2)青春FIREWORKS
・・・シーズン途中で登場曲も夏仕様に変えました。花火がテーマの『青春FIREWORKS』は夏っぽくて爽やかなメロディーが好きです。この曲を使い始めた日を正確には覚えていないのですが、その頃にプロ初ホームラン(7月30日)を打ちました。やっぱり今年の夏はその印象が強いですね。

(夏場の好調の要因は?)シーズン最初にすごく苦しんでファームに合流したとき、当時二軍監督だったサブローさんに、僕が一軍に上がるまで試合前後に付きっきりで指導いただきました。サブローさんだけでなく、バッティングコーチの方にもいろいろなアドバイスをいただきながら培った経験が、徐々に一軍で結果が出始めた一番の要因だったと思います。

(3)友よ
・・・『友よ』もシーズン途中から登場曲に使い始めました。実際に球場で流れて、打席に入るときじゃないとわからない感覚ですが、使ってみたらすごくしっくりきたんです。盛り上がった気持ちで打席に入れます。これは、打ちのめされたり挫折したりすることもあるけど、這い上がっていくみたいなサビの歌詞がいいですね。

(実際に友だちが語りかけてくれるようなフレーズも。この曲を聴いて思い浮かぶ存在は?)家族を含め、自分の周りに支えてくれる人がたくさんいるおかげで、心が折れそうになっていても、やっぱり頑張らないといけないなと思えました。

あとはシーズン序盤、自分がなかなか試合に出られなかったなか、宗山(塁)、渡部聖弥、麦谷(祐介)といった同期のライバルが、同じ野手として活躍していて。歯がゆい気持ちや悔しい気持ちがすごく強かったんですけど、このままじゃいられないなと。そういうライバルの存在は大きかったですね。これからもいいライバルとして、切磋琢磨し合いながら成長していけたらなと思います。

◇ ◇ ◇

 そして今回、特別にSUPER EIGHTの皆さんから西川選手への応援メッセージをいただきました!

「こういった形で楽曲を使っていただきうれしく思います。世代、分野を越えてつながれていることにもご縁を感じつつ、今後とも末長く楽曲たちを気にかけていただけると幸いです。西川選手とはまだ面識こそありませんが、福岡のドーム公演に来てくださっていたことにも心より感謝御礼申し上げます。

シーズンの時期によって曲を使い分けてくださっているのは聴き込んでいただかないとできないことですので、日頃から聴いてくださっているのだと改めて実感しました。そして現役時代は長くやっておくものだなと切々と感じております(笑)。

この機会に勝手ながら、西川選手がケガなく充実した野球人生を少しでも長く過ごされることをメンバー、スタッフ一同心より応援させていただきます!

SUPER EIGHT」

■西川史礁選手 プロフィール
和歌山県出身、2003年3月25日生まれ。龍谷大平安高、青山学院大を経て2024年ドラフト1位で千葉ロッテに入団した。ルーキーイヤーから108試合に出場し、規定打席に到達。打率.281、3本塁打、37打点を記録した。2年目の2026年シーズンも、主力として打線をけん引する活躍に期待がかかる。

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