清宮幸太郎に新庄剛志監督&岸田護監督&若月健矢が“口撃”!? 初戦の4番起用も明らかに

パ・リーグ インサイト

2025.10.10(金) 17:20

©パーソル パ・リーグTV
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 10月11日から始まる「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージに先駆け、エスコンフィールドにて前日記者会見を実施。北海道日本ハムは新庄剛志監督と清宮幸太郎選手、オリックスからは岸田護監督と若月健矢選手が登壇した。

チャレンジャー精神のオリックス。北海道日本ハムは本拠地の声援をパワーに

「チャレンジャーですので、みんなに思う存分暴れてほしいと思っています」

 そう話したのは、就任1年目にしてポストシーズン進出を勝ち取った3位・オリックスの岸田監督だ。今季、北海道日本ハムとは12勝12敗1分の五分だったが、「なんとか食らいついた印象」とシーズンの対戦を振り返る。今回のパーソル CS パでも「こちらは胸を借りるつもりで、思い切ってぶつかっていきたいと思います」と健闘を誓った。

 2021年からのパ・リーグ3連覇を経験した若月選手も「下から上がってくるチームの怖さは十分感じていましたので、今度は(3位の自分たちが)イケイケでいきたい」とチャレンジャー精神で臨む。

 対する北海道日本ハムは、2年連続でのパーソル CS パ進出に。新庄監督は「3連覇しているオリックスさんの方が経験値はある」と話しながらも、「エスコンフィールドの応援のおかげで選手たちはものすごいパワーを出してくれるので、この4年間で成長した選手たちに任せたい」と、選手の力を引き出す本拠地のファンの声援にも期待を寄せた。

 北海道日本ハムは昨年、ファーストステージ初戦を落とすも、第2戦のサヨナラ勝利の勢いそのままに第3戦も勝利し、ファイナルステージへ駒を進めた。しかし、王者・福岡ソフトバンクを相手に0勝4敗(アドバンテージを含む)で敗退。清宮選手はその悔しさを滲ませつつ「オリックスさんとは厳しい戦いをしてきたので、先を見据えることができないというか。一戦必勝でやっていくしかないと思っています」と、まずは目の前の戦いに集中する。

伊藤大海と山下舜平大の両先発による初戦。キーになるのは「ファーストゴロ」!?

 第1戦の予告先発は、北海道日本ハム・伊藤大海投手、オリックス・山下舜平大投手と発表。同時に清宮選手の4番起用も明らかにされ、新庄監督は「(紅白戦で)センター前にいい打球を打っていたので、4番にしようかなと思います」とその理由を明かした。

 また「あとは(オリックスの攻撃で)ファーストゴロがあまり飛ばないようにしてもらえたらうれしい」と新庄監督が話すと、岸田監督も「(好調の打撃陣は)今日しっかり調整して、ファーストゴロを打つ練習もしていきたいと思います」とニヤリ。若月選手も「伊藤投手からは打てていないので、一塁側へのプッシュバントでいきたいと思います」と、一塁手・清宮選手への“口撃”を畳みかけた。

 その清宮選手は「明日はファーストゴロを最初に練習します!」と笑いながら応戦。「短期決戦なので、ミスがあっても切り替えが大事になると思います。もし、エラーをしてしまっても切り替えて、次で頑張ります」と意気込んだ。

 今季の北海道日本ハムは、オリックス戦チーム打率.266。一方のオリックスも、北海道日本ハム戦チーム打率.261と高い数字を残している。

 初戦は好投手同士の投げ合いとなるが、新庄監督と岸田監督が「点の取り合いができたらファンのみなさんも楽しいと思う」と口をそろえて言ったように、打撃戦が展開されるか。いよいよ開幕する「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」の戦いぶりに注目だ。

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