9月25日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行われたウエスタン・リーグ公式戦、オリックス対福岡ソフトバンク31回戦は、7対2で福岡ソフトバンクが快勝した。

　初回から福岡ソフトバンク打線が火を噴いた。1番・イヒネイツア選手から3連打でいきなり満塁のチャンスをつくると、4番・正木智也選手が左中間へホームラン。一軍復帰が待望されるスラッガーのグランドスラムで先制した。

　投げては先発・上茶谷大河投手が3回4安打4奪三振1四球無失点の粘投。4回裏、2番手・武田翔太投手が1点を返されたが、1死満塁を併殺で切り抜ける。ピンチを断った直後の5回表、無死1、2塁から井上朋也選手の2点適時三塁打、廣瀬隆太選手の犠飛で追加点を挙げた。

　9回裏に濵口遥大投手が1点を失ったが、福岡ソフトバンクが逃げ切った。ウエスタン連覇へ負けられないなか、優勝を争うオリックスに連勝し、この3連戦を勝ち越した。川村友斗選手が3安打、正木選手が2安打4打点、井上選手が2安打2打点と活躍している。

　オリックスは先発・川瀬堅斗投手が満塁弾を打たれてしまうなど、1死も奪えず交代となった。6回表には6番手で齋藤響介投手が約2カ月ぶりに登板し、1回を1安打無失点に抑えている。打線は横山聖哉選手が1安打2打点と意地を見せたが、本拠地最終戦を白星で飾れなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
ソ ４０００３００００ ７
オ ０００１００００１ ２

ソ 上茶谷大河-○武田翔太-大野稼頭央-又吉克樹-濵口遥大
オ ●川瀬堅斗-小野泰己-本田圭佑-阿部翔太-山田修義-齋藤響介-博志-井口和朋-権田琉成

文・菊地綾子

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