オリックスは、比嘉幹貴投手が今季限りでの現役引退を表明したことを発表した。
2009年ドラフト2位で入団し、オリックス一筋15年の比嘉投手。中継ぎとしてブルペンを支え、2021年からのパ・リーグ3連覇に貢献した。今季は一軍で4試合に登板。ファームでは12試合で計11.1回を投げ、防御率1.59、WHIP 0.97の成績を残していた。
◇比嘉投手 コメント
「今シーズンをもちまして現役を引退させていただきます。入団した当初は、この年齢までユニフォームを着て戦えるとは思っていませんでした。振り返ると15年間のプロ野球生活でしたが、毎年のようにケガをしたり上手くいかない事が多く、つらい時間が長かったです。そんな中、監督、コーチ、球団スタッフ、トレーナーチームをはじめ周囲の皆さんの多大なお力添えをいただけたことで、ここまでプレーすることができました。心より感謝しております。
野球を教えてくれた父、どんな時も見守ってくれた母、文句一つ言わず野球中心の生活をさせてくれた妻、息子達。家族の支えで今があります。ありがとう。
ファンの皆さん、私は京セラドーム大阪のマウンドが大好きです。マウンド上でいただいた、あたたかい声援は、いつも背中を押してくれました。大きなパワーをもらいました。うれしかったです。
2014年に優勝することができず、チームとして本当に苦しい時期が長くありました。どんな時でも声援を送り続けてくださり、やっと優勝できた時に、ファンの皆さんと喜びを分かち合えたときは、幸福感でいっぱいでした。御堂筋での優勝パレードの景色、一生忘れません。
いろいろなことがあったプロ野球人生でしたが、恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい本当に幸せ者です。オリックス・バファローズに入れて良かったです。
球団からは記者会見や引退セレモニーの打診もいただきましたし、本来であれば、皆様の前で直接お伝えすべきところではありますが、私自身、そういったことが本当に苦手な性分であり、こうして球団や報道を通じてのご挨拶となりますことをお許しください。
15年間、本当にありがとうございました」
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