日米野球の函館開催に尽力された久慈次郎氏(早稲田大学出身)の野球殿堂入り65周年を記念し、エスコンフィールドにて開催されている「北海道ベースボールウィーク2024」。初戦として30日に行われた、北海道日本ハムファームと北海道社会人・大学選抜の一戦は、3対0で北海道日本ハムのファームが勝利した。
北海道日本ハムの先発・鈴木健矢投手は、初回、2回表とそれぞれ四球で走者出しながらも、無失点で切り抜ける。3回表には、東海大札幌キャンパス・磯崎太一選手の安打や味方の失策などで、無死1、2塁とするも、後続を併殺と二ゴロに打ち取り、得点を与えない。以降も、得点圏に走者を背負ったが要所を締める投球で、5回4安打無失点でマウンドを降りた。
打線は、今年の都市対抗野球大会にて北海道勢通算100勝目の勝利投手となった北海道ガス・村上大芽投手の前に、走者を出しながらも、あと一本が出ず。それでも3回裏、2番手の星槎道都大学・佐藤爽投手に対して、四球や野村佑希選手の安打などで1死1、3塁と好機を得ると、東海大札幌キャンパス出身・今川優馬選手のゴロの間に1点を先制する。4回裏には、1死2、3塁から、濱田泰希選手の犠飛で1点を追加し、リードを2点に広げた。
6回表は加藤大和投手が3者凡退に抑えると、7回表は東京農業大オホーツク出身・玉井大翔投手が走者を背負いながらも、梅林選手の盗塁阻止もあり、無失点でつなぐ。続く7回裏には明瀬諒介選手の適時二塁打で1点を追加すると、8回表は星槎道都大学出身の福田俊投手が無失点投球を披露。3点リードで迎えた最終9回表は、矢澤宏太投手が危なげない投球で試合を締めた。
北海道日本ハムは、計5投手が好投でつなぎ、無失点リレー。今川選手、福田投手、玉井投手など北海道社会人・大学野球にゆかりのある選手が出場し、かつてのチームメイトや後輩などと対戦する貴重な場面も見られた。一方の北海道社会人・大学選抜チームは、先発を務めた北海道ガス・村上投手がプロ相手に2回無失点の好投を披露。5番手として登板したJR北海道硬式野球クラブ・大崎黎投手は、8回裏に3者連続三振を奪う圧巻の投球で存在感を示した。
123456789 計
選 000000000 0
日 00110010X 3
選 村上大芽-佐藤爽-山優斗-吉口大輝-大崎黎
日 鈴木健矢-加藤大和-玉井大翔-福田俊-矢澤宏太
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